横隔膜を越えて噴門へ

食道は横隔膜の食道裂孔を通って腹部へ入り、短い腹部の区間から胃の噴門へ続く。裂孔は横隔膜の開口、噴門は胃の入口という別の場所の名前である。胸部食道の外側を主に外膜とする説明を、腹部の一部の腹膜被覆や胃の漿膜まで一律に当てはめない。

食道の前後位置と、横隔膜の通過

胸部を横から見た前後の位置関係の模式。画面左が前、右が後。気管、その後ろの食道、さらに後ろの椎柱を別の構造で示す。食道は縦隔を下り、横隔膜に空白で示した食道裂孔を通って腹部の短い区間から胃の噴門へ続く。茶色の矢印は食道内容の胃方向を示し血管ではない。下の胃は接続先の位置記号で胃底や幽門の精密側面形を示さない。胸部の各高さの詳細隣接や裂孔の形・筋・神経は省略する。
左を前、右を後にした位置関係の模式です。気管と食道を分け、食道が通る横隔膜の開口を空白で示しています。下の胃は接続先の記号で、胃底・幽門の投影ではありません。矢印は食道内容が胃へ進む向きです。