口輪筋は唇を閉じて形を変える

口輪筋には唇を囲む線維だけでなく、口角から入る頬筋などの線維も織り合っています。近くの上顎骨・下顎骨や周囲の表情筋線維に由来し、上下の唇の皮膚・粘膜へ広がります。顔面神経の頬筋枝・下顎縁枝などの運動で、唇を閉じる、すぼめる、前へ突き出す動きを作ります。口角の筋線維が集まる結合部をモダイオラスと呼びます。唇を閉じても歯がかみ合うとは限らず、唇の閉鎖と下顎の挙上は別の働きです。

口角と唇、引く先の違い

上段は大・小頬骨筋の違う停止と、口角挙筋・笑筋の力の方向。下段は上唇・鼻翼・口角・下唇・オトガイ皮膚の比較で、口輪筋の唇の閉鎖を骨の挙上と分ける。線は実際の筋束を全て描いたものではない。
上段は大・小頬骨筋の違う停止と、口角挙筋・笑筋の力の方向。下段は上唇・鼻翼・口角・下唇・オトガイ皮膚の比較で、口輪筋の唇の閉鎖を骨の挙上と分ける。線は実際の筋束を全て描いたものではない。