両側と片側で変わる顎の向き

左右の外側翼突筋の下頭などが協調すると、下顎頭を両側で前へ引き、顎の前方移動を助けます。一方、右側で前へ引く成分が強いと、顎の前の部分は左へ向かう働きが生じます。内側翼突筋も片側では反対側への移動を助けます。これは他の筋や関節の制約と組み合わさるため、一筋の名称だけからすべての顎運動を確定するものではありません。表情筋が唇を前へ出す動きとは別の骨の動きです。

外側翼突筋の二頭と、関節の条件

上段は上頭・下頭の起こりから翼突筋窩への主な停止を示し、上頭の円板・関節包への連なりは点線で分ける。付着の割合に個体差があり円板への一律停止とはしない。下段は下頭の滑り、上頭の閉口時の協調、片側と両側の力の代表的関係。顎の全運動や手技を示す図ではない。
上段は上頭・下頭の起こりから翼突筋窩への主な停止を示し、上頭の円板・関節包への連なりは点線で分ける。付着の割合に個体差があり円板への一律停止とはしない。下段は下頭の滑り、上頭の閉口時の協調、片側と両側の力の代表的関係。顎の全運動や手技を示す図ではない。