筋を動かす神経と感覚を伝える神経

横隔膜の筋性部分を動かすのは横隔神経です。一方、横隔膜を覆う胸膜・腹膜の感覚は、中央部では主に横隔神経、辺縁部では主に下位肋間神経・肋下神経が伝えます。辺縁の感覚を肋間神経が伝えることを、辺縁の横隔膜筋が肋間神経で動くという説明へ置き換えません。中央と辺縁の境界を、全員で同じ距離の円として固定するものでもありません。

横隔膜への終末経路と運動・感覚支配

上段は前からの左右を独立した局所として広げ、本人右は画面左。右の神経終末枝は腱中心右側の下大静脈開口付近から下面へ、左は左側筋性部分を貫いて下面へ達し、筋へ枝を送る通常経路を示す。右の白い開口を血管や神経の輪の凡例とせず、直接名付ける。全開口・全枝・個体差を固定しない。下段は三つの役割を直接対応させ、筋全体の運動は横隔神経、中央部の胸膜・腹膜の感覚は主に横隔神経、辺縁部の膜の感覚は主に下位肋間神経・肋下神経と示す。感覚の境界を実寸の円や別の運動筋として描かない。
右と左で下面への通り方が異なります。膜の感覚を伝える神経と、横隔膜の筋を動かす神経の役割を分けます。