足内在筋の層・付着・足趾への作用

本文の目次

  1. 足の中で始まり足趾へ届く
  2. 足趾の根元と途中の関節
  3. 足底へ分かれる神経
  4. 踵と足底の付着を読む
  5. 短趾伸筋は第2〜4趾へ
  6. 短母趾伸筋は母趾の根元へ
  7. 足底の浅い層を並べる
  8. 母趾外転筋は内側縁を走る
  9. 短趾屈筋の腱は二つに分かれる
  10. 小趾外転筋は外側縁を走る
  11. 短い屈筋の間を長い腱が通る
  12. 足底方形筋は長趾屈筋腱へ
  13. 第1虫様筋は第2趾へ
  14. 第2虫様筋は第3趾へ
  15. 第3虫様筋は第4趾へ
  16. 第4虫様筋は第5趾へ
  17. 根元を曲げて途中を伸ばす
  18. 母趾と小趾の深い短筋
  19. 短母趾屈筋と二つの種子骨
  20. 母趾内転筋の斜頭と横頭
  21. 短小趾屈筋は根元を曲げる
  22. 骨間筋は第2趾の軸を基準にする
  23. 第1背側骨間筋は第2趾の内側へ
  24. 第2背側骨間筋は第2趾の外側へ
  25. 第3背側骨間筋は第3趾へ
  26. 第4背側骨間筋は第4趾へ
  27. 第1底側骨間筋は第3趾へ
  28. 第2底側骨間筋は第4趾へ
  29. 第3底側骨間筋は第5趾へ
  30. 同じ足趾へ来る筋を重ねて読む

1. 足の中で始まり足趾へ届く

下腿から来る長い腱の周囲に、足の中に筋腹を持つ内在筋があります。足背には短い伸筋、足底には重なった筋の層があります。足底の浅い筋を除くと、その下に別の筋や下腿から来る腱が見えてきます。内側は母趾側、外側は小趾側です。足の外から来る長い腱と、足の中で始まる筋を一緒に追うと、同じ足趾へ届く別の道を区別できます。

2. 足趾の根元と途中の関節

中足骨と基節骨の間が中足趾節関節、すなわちMTP関節です。基節骨と中節骨の間が近位趾節間関節、中節骨と末節骨の間が遠位趾節間関節です。母趾には中節骨がないので、趾節間関節は一つです。足趾の背側には、伸筋腱と他の筋からの線維がつながる伸筋腱膜があります。小さな筋がこの腱膜へ届けば、足趾の途中の関節の伸展にも力を伝えられます。

3. 足底へ分かれる神経

下腿から来る脛骨神経は、足へ向かう内側足底神経と外側足底神経に分かれます。内側足底神経は母趾外転筋・短趾屈筋・短母趾屈筋・第1足虫様筋を通常支配します。それ以外の主要な足底内在筋には、外側足底神経の枝が向かいます。母趾内転筋と骨間筋には外側足底神経の深枝が向かいます。足背の短い伸筋へは深腓骨神経が来ます。神経名の内外と、各筋の位置を一対一の単純な内外分類にはしません。

4. 踵と足底の付着を読む

屈筋支帯は内果の後ろで腱の通路を覆う結合組織です。踵骨隆起には内側・外側の突起があり、浅い足底筋の起始の目印になります。足底腱膜は踵から足趾側へ広がる厚い結合組織の板で、足底の支持に関わります。母趾の根元の足底側には、腱に包まれる内側・外側の二つの種子骨があります。立方骨と外側楔状骨は足根骨、第1〜5中足骨の根元が中足骨底です。筋の起始と停止を、それぞれの骨・腱の場所へ対応させます。

5. 短趾伸筋は第2〜4趾へ

踵骨の上外側面などから始まります。第2〜4趾へ向かう長趾伸筋腱に合流し、背側の伸筋腱膜へ続きます。第2〜4趾の伸展を助けます。支配神経は深腓骨神経です。足背の近位外側にある筋腹から三本の腱が前へ向かいます。通常は第5趾へ腱を送りません。

6. 短母趾伸筋は母趾の根元へ

踵骨の上外側面から始まります。母趾基節骨底の背側へ停止します。母趾の中足趾節関節を伸展します。支配神経は深腓骨神経です。短趾伸筋の内側部分と近いまとまりを作り、そこから母趾へ一本の腱を送ります。母趾末節骨へ届く長母趾伸筋とは、主な停止が異なります。

7. 足底の浅い層を並べる

足底腱膜の深側の第1層には、内側に母趾外転筋、中央に短趾屈筋、外側に小趾外転筋があります。第2層には足底方形筋と四つの虫様筋があり、長趾屈筋・長母趾屈筋の腱もここを通ります。第3層には短母趾屈筋・母趾内転筋・短小趾屈筋、第4層には中足骨に近い骨間筋があります。層は足底の浅い側から深い側への順で、筋を四つの独立した骨に付く板として扱う区分ではありません。

足背と足底四層

足背の短母趾伸筋と短趾伸筋を別の停止へつなぎ、足底の筋を浅い側から深い側への四囲みに分ける。長い腱は通過する構造で、内在筋の筋体数には足さない。
足背の短母趾伸筋と短趾伸筋を別の停止へつなぎ、足底の筋を浅い側から深い側への四囲みに分ける。長い腱は通過する構造で、内在筋の筋体数には足さない。

8. 母趾外転筋は内側縁を走る

踵骨隆起の内側突起、屈筋支帯、足底腱膜などから始まります。母趾基節骨底の内側へ、内側の種子骨を介する腱で停止します。母趾を第2趾の軸から内側へ離す外転と、中足趾節関節の屈曲に関わります。支配神経は内側足底神経です。足底の内側縁を踵から母趾へ走る浅い筋です。

9. 短趾屈筋の腱は二つに分かれる

踵骨隆起の内側突起と足底腱膜などから始まります。四本の腱が第2〜5趾の中節骨の両側へ停止します。第2〜5趾の近位趾節間関節を屈曲し、中足趾節関節の屈曲も助けます。支配神経は内側足底神経です。足底腱膜の深側にあります。各腱は二つに分かれ、その間を長趾屈筋腱が末節骨へ通ります。第5趾への腱の発達には個人差があります。

10. 小趾外転筋は外側縁を走る

踵骨隆起の内側・外側の突起と足底腱膜などから始まります。小趾基節骨底の外側へ停止します。小趾を第2趾の軸から外側へ離す外転と、中足趾節関節の屈曲に関わります。支配神経は外側足底神経です。足底の外側縁を踵から第5趾へ走る浅い筋です。

11. 短い屈筋の間を長い腱が通る

第2〜5趾で、短趾屈筋腱は二つに分かれて中節骨の両側へ届きます。長趾屈筋腱はその間を通り、さらに先の末節骨の足底側へ届きます。二つの腱が同じ趾へ来ても、主な停止と曲げる関節は異なります。短趾屈筋は近位趾節間関節、長趾屈筋は遠位趾節間関節の屈曲へそれぞれ力を伝え、どちらも根元の屈曲を助けます。

短趾屈筋と長趾屈筋腱

短趾屈筋腱が中節骨の両側へ分かれ、その間を長趾屈筋腱が末節骨へ続く。線の上下だけを人体の前後・深浅へ置き換えず、付着と通過を読む長手方向の模式である。
短趾屈筋腱が中節骨の両側へ分かれ、その間を長趾屈筋腱が末節骨へ続く。線の上下だけを人体の前後・深浅へ置き換えず、付着と通過を読む長手方向の模式である。

12. 足底方形筋は長趾屈筋腱へ

踵骨の内側面と外側面から二つの頭で始まります。長趾屈筋腱へ合流します。長趾屈筋による第2〜5趾の屈曲を助け、斜めに来る腱の牽引方向を整える働きに関わります。支配神経は外側足底神経です。短趾屈筋より深く、足底の近位にあります。二つの頭は一筋体の部分で、直接四つの趾骨へ別々に停止する筋ではありません。

13. 第1虫様筋は第2趾へ

筋線維が腱へ斜めに並び、片側に集まる形を一羽状、両側に集まる形を二羽状と呼びます。第2趾へ向かう長趾屈筋腱の内側から始まります。第2趾の内側から背側の伸筋腱膜へ停止します。第2趾の中足趾節関節を屈曲し、趾節間関節の伸展を助けます。支配神経は内側足底神経です。長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第1筋は第2趾へ向かいます。通常は一つの腱から起こる一羽状の筋です。

14. 第2虫様筋は第3趾へ

隣り合う第2趾・第3趾への長趾屈筋腱の向かい合う面から始まります。第3趾の内側から背側の伸筋腱膜へ停止します。第3趾の中足趾節関節を屈曲し、趾節間関節の伸展を助けます。支配神経は外側足底神経です。長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第2筋は第3趾へ向かいます。通常は二つの腱の間から起こる二羽状の筋です。

15. 第3虫様筋は第4趾へ

隣り合う第3趾・第4趾への長趾屈筋腱の向かい合う面から始まります。第4趾の内側から背側の伸筋腱膜へ停止します。第4趾の中足趾節関節を屈曲し、趾節間関節の伸展を助けます。支配神経は外側足底神経です。長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第3筋は第4趾へ向かいます。通常は二つの腱の間から起こる二羽状の筋です。

16. 第4虫様筋は第5趾へ

隣り合う第4趾・第5趾への長趾屈筋腱の向かい合う面から始まります。第5趾の内側から背側の伸筋腱膜へ停止します。第5趾の中足趾節関節を屈曲し、趾節間関節の伸展を助けます。支配神経は外側足底神経です。長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第4筋は第5趾へ向かいます。通常は二つの腱の間から起こる二羽状の筋です。

17. 根元を曲げて途中を伸ばす

虫様筋は長趾屈筋の腱から始まり、各趾の内側を通って背側の伸筋腱膜へ届きます。中足趾節関節では屈曲の側へ力を伝え、腱膜を通じて趾節間関節の伸展を助けます。根元と途中の関節が異なるので、同じ筋が屈曲と伸展に関わることは矛盾しません。腱から始まる虫様筋と、長趾屈筋腱へ合流する足底方形筋を分けて読むと、付着の向きも分かります。

足底方形筋と四虫様筋

上段は足底方形筋が長趾屈筋腱へ合流する付着。下段は第1虫様筋が第2趾へ行く一本の腱の母趾側から、第2〜4虫様筋がそれぞれ第2・3、第3・4、第4・5趾へ行く隣接する二本の腱の対向面から起こる関係を分ける。各筋は対応する趾の内側を経て伸筋腱膜へ停止する。
上段は足底方形筋が長趾屈筋腱へ合流する付着。下段は第1虫様筋が第2趾へ行く一本の腱の母趾側から、第2〜4虫様筋がそれぞれ第2・3、第3・4、第4・5趾へ行く隣接する二本の腱の対向面から起こる関係を分ける。各筋は対応する趾の内側を経て伸筋腱膜へ停止する。

18. 母趾と小趾の深い短筋

第3層の内側には短母趾屈筋、中央から母趾へ母趾内転筋、外側には短小趾屈筋があります。母趾内転筋は斜頭と横頭を持ち、短母趾屈筋は内側頭と外側頭を持ちます。頭はそれぞれ一つの筋の部分です。第2趾の長軸を足趾の開閉の基準にすると、母趾が内側へ離れる外転と、第2趾側へ寄る内転を区別できます。

19. 短母趾屈筋と二つの種子骨

立方骨と外側楔状骨の足底側などから始まります。内側頭・外側頭の腱が、それぞれの種子骨を介して母趾基節骨底の内側・外側へ停止します。母趾の中足趾節関節を屈曲します。通常の支配神経は内側足底神経です。母趾の根元の足底側にある一筋です。二つの種子骨の間を長母趾屈筋腱が通り、末節骨へ進みます。神経枝の配分などには変異があります。

20. 母趾内転筋の斜頭と横頭

斜頭は第2〜4中足骨底付近と長腓骨筋腱の鞘など、横頭は第3〜5中足趾節関節の足底側の靱帯・深横中足靱帯などから始まります。両頭が母趾基節骨底の外側へ、外側の種子骨に結び付く腱で停止します。母趾を第2趾の軸へ近づける内転と、中足趾節関節の屈曲を助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。斜めに来る斜頭と、中足骨頭付近を横に走る横頭を持つ一筋体です。短母趾屈筋とは別の筋ですが、母趾外側の停止付近で結び付きます。

21. 短小趾屈筋は根元を曲げる

第5中足骨底と長腓骨筋腱の鞘などから始まります。小趾基節骨底の外側へ停止します。小趾の中足趾節関節を屈曲します。支配神経は外側足底神経です。第5中足骨に沿う短い筋で、小趾外転筋より深い層にあります。

母趾の短筋と種子骨

上段は短母趾屈筋二頭の停止を二つの種子骨と基節骨底へ接続し、長母趾屈筋腱の通過を青い別線で示す。青線は骨の中へ入るのではなく、基節骨の足底側を通る腱の平面投影。下段は母趾内転筋の二頭が外側の停止へ合流する別の関係。位置の比率ではなく付着の連続を読む模式である。
上段は短母趾屈筋二頭の停止を二つの種子骨と基節骨底へ接続し、長母趾屈筋腱の通過を青い別線で示す。青線は骨の中へ入るのではなく、基節骨の足底側を通る腱の平面投影。下段は母趾内転筋の二頭が外側の停止へ合流する別の関係。位置の比率ではなく付着の連続を読む模式である。

22. 骨間筋は第2趾の軸を基準にする

中足骨の間には四つの背側骨間筋があり、通常、隣り合う二つの中足骨から起こる二羽状の筋です。底側骨間筋は三つで、第3〜5中足骨の内側からそれぞれ起こる一羽状の筋です。羽状とは、腱に対して筋線維が斜めに並ぶ形です。背側骨間筋は足趾を第2趾の軸から離し、底側骨間筋は第3〜5趾をその軸へ寄せます。どちらも根元の屈曲と、腱膜を通じた途中の関節の伸展を助けます。

23. 第1背側骨間筋は第2趾の内側へ

第1・第2中足骨の向かい合う側面から始まります。第2趾基節骨底の内側と、背側の伸筋腱膜へ停止します。第2趾を第2趾の軸から離す外転に関わり、中足趾節関節の屈曲と趾節間関節の伸展も助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。第1・第2中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。

24. 第2背側骨間筋は第2趾の外側へ

第2・第3中足骨の向かい合う側面から始まります。第2趾基節骨底の外側と、背側の伸筋腱膜へ停止します。第2趾を第2趾の軸から離す外転に関わり、中足趾節関節の屈曲と趾節間関節の伸展も助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。第2・第3中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。

25. 第3背側骨間筋は第3趾へ

第3・第4中足骨の向かい合う側面から始まります。第3趾基節骨底の外側と、背側の伸筋腱膜へ停止します。第3趾を第2趾の軸から離す外転に関わり、中足趾節関節の屈曲と趾節間関節の伸展も助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。第3・第4中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。

26. 第4背側骨間筋は第4趾へ

第4・第5中足骨の向かい合う側面から始まります。第4趾基節骨底の外側と、背側の伸筋腱膜へ停止します。第4趾を第2趾の軸から離す外転に関わり、中足趾節関節の屈曲と趾節間関節の伸展も助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。第4・第5中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。

27. 第1底側骨間筋は第3趾へ

第3中足骨の内側面から始まります。第3趾基節骨底の内側と、背側の伸筋腱膜へ停止します。第3趾を第2趾の軸へ近づける内転に関わり、中足趾節関節の屈曲と趾節間関節の伸展も助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。第3中足骨の足底側・内側寄りにある通常一羽状の筋です。第2趾には対応する底側骨間筋がありません。

28. 第2底側骨間筋は第4趾へ

第4中足骨の内側面から始まります。第4趾基節骨底の内側と、背側の伸筋腱膜へ停止します。第4趾を第2趾の軸へ近づける内転に関わり、中足趾節関節の屈曲と趾節間関節の伸展も助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。第4中足骨の足底側・内側寄りにある通常一羽状の筋です。第2趾には対応する底側骨間筋がありません。

29. 第3底側骨間筋は第5趾へ

第5中足骨の内側面から始まります。第5趾基節骨底の内側と、背側の伸筋腱膜へ停止します。第5趾を第2趾の軸へ近づける内転に関わり、中足趾節関節の屈曲と趾節間関節の伸展も助けます。支配神経は外側足底神経の深枝です。第5中足骨の足底側・内側寄りにある通常一羽状の筋です。第2趾には対応する底側骨間筋がありません。

30. 同じ足趾へ来る筋を重ねて読む

第2趾には内外両側へ背側骨間筋が来るので、基準の軸からどちら側へも離す力を伝えられます。第3・4趾には背側骨間筋と底側骨間筋が外側・内側へ対応します。第5趾の外転は小趾外転筋、内転は第3底側骨間筋が担います。虫様筋と骨間筋は伸筋腱膜への接続を共有しますが、起始は腱と中足骨で異なります。これらの筋は足趾運動だけでなく、足底の形と支持にも関わります。

骨間筋の個別番号と第2趾の軸

背側四筋と底側三筋を別の囲みで示し、各筋が届く足趾と内外の側を個別に記す。左右の足を反転した人体図ではなく方向付き対応図。背側は外転、底側は内転で、両群がMTP屈曲・趾節間伸展を助ける関係は本文で追う。
背側四筋と底側三筋を別の囲みで示し、各筋が届く足趾と内外の側を個別に記す。左右の足を反転した人体図ではなく方向付き対応図。背側は外転、底側は内転で、両群がMTP屈曲・趾節間伸展を助ける関係は本文で追う。

足内在筋の運動神経

足背の深腓骨神経と、脛骨神経から分かれる足底二枝を囲みで分ける。第1虫様筋と第2〜4虫様筋の支配差、外側足底神経の深枝へ属する群を明示する。通常の主要な配分であり全変異を示す図ではない。
足背の深腓骨神経と、脛骨神経から分かれる足底二枝を囲みで分ける。第1虫様筋と第2〜4虫様筋の支配差、外側足底神経の深枝へ属する群を明示する。通常の主要な配分であり全変異を示す図ではない。

用語を確かめる

内在筋
足の中に筋腹を持つ筋。下腿から足へ来る外在筋の腱とは起こる場所が異なります。
MTP関節
中足骨と基節骨の間の、中足趾節関節。
近位・遠位趾節間関節
基節骨と中節骨の間、また中節骨と末節骨の間の関節。母趾には一つの趾節間関節があります。
伸筋腱膜
足趾背側の、伸筋腱と他の筋からの線維がつながる構造。
内側足底神経
脛骨神経の枝で、母趾外転筋・短趾屈筋・短母趾屈筋・第1虫様筋を通常支配します。
外側足底神経
脛骨神経の枝で、それ以外の主要な足底内在筋へ向かいます。
深腓骨神経
足背の短い伸筋へも枝を送る神経。
足底腱膜
踵から足趾側へ広がる足底の厚い結合組織の板。
種子骨
母趾根元などの腱に包まれた小骨。母趾根元には通常内側・外側の二つがあります。
四つの足底層
足底の浅い側から深い側へ、主要な筋を位置で整理する四層。
屈筋腱の分岐
短趾屈筋腱が二つに分かれ、その間を長趾屈筋腱が末節骨へ通る関係。
虫様筋
長趾屈筋腱から始まり、第2〜5趾の内側から伸筋腱膜へ届く四つの小筋。
一羽状・二羽状
腱に対する筋線維の斜めの並びが片側または両側にある形。
斜頭・横頭
母趾内転筋の一筋体を構成する、斜めに来る頭と横に来る頭。
内側頭・外側頭
短母趾屈筋の一筋体の二つの頭。二つの種子骨を介して母趾基節骨底へ届きます。
深横中足靱帯
中足骨頭付近の足底側で横につながる靱帯。母趾内転筋横頭の起始にも関わります。
足趾の外転・内転
第2趾の軸から離す動きと、その軸へ寄せる動き。
背側骨間筋
中足骨間から起こる四筋。第2趾の両側、第3・4趾の外側へ届き、外転に関わります。
底側骨間筋
第3〜5中足骨の内側から起こる三筋。第3〜5趾の内側へ届き、内転に関わります。
短趾伸筋
足背の近位外側にある筋腹から三本の腱が前へ向かいます。通常は第5趾へ腱を送りません。
短母趾伸筋
短趾伸筋の内側部分と近いまとまりを作り、そこから母趾へ一本の腱を送ります。母趾末節骨へ届く長母趾伸筋とは、主な停止が異なります。
母趾外転筋
足底の内側縁を踵から母趾へ走る浅い筋です。
短趾屈筋
足底腱膜の深側にあります。各腱は二つに分かれ、その間を長趾屈筋腱が末節骨へ通ります。第5趾への腱の発達には個人差があります。
小趾外転筋
足底の外側縁を踵から第5趾へ走る浅い筋です。
足底方形筋
短趾屈筋より深く、足底の近位にあります。二つの頭は一筋体の部分で、直接四つの趾骨へ別々に停止する筋ではありません。
短母趾屈筋
母趾の根元の足底側にある一筋です。二つの種子骨の間を長母趾屈筋腱が通り、末節骨へ進みます。神経枝の配分などには変異があります。
母趾内転筋
斜めに来る斜頭と、中足骨頭付近を横に走る横頭を持つ一筋体です。短母趾屈筋とは別の筋ですが、母趾外側の停止付近で結び付きます。
短小趾屈筋
第5中足骨に沿う短い筋で、小趾外転筋より深い層にあります。
第1足虫様筋
長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第1筋は第2趾へ向かいます。通常は一つの腱から起こる一羽状の筋です。
第2足虫様筋
長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第2筋は第3趾へ向かいます。通常は二つの腱の間から起こる二羽状の筋です。
第3足虫様筋
長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第3筋は第4趾へ向かいます。通常は二つの腱の間から起こる二羽状の筋です。
第4足虫様筋
長趾屈筋腱から起こる小さな筋です。第4筋は第5趾へ向かいます。通常は二つの腱の間から起こる二羽状の筋です。
第1足背側骨間筋
第1・第2中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。
第2足背側骨間筋
第2・第3中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。
第3足背側骨間筋
第3・第4中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。
第4足背側骨間筋
第4・第5中足骨の間にある通常二羽状の筋です。第1・第2筋は第2趾の両側へ、第3・第4筋はそれぞれ第3・第4趾の外側へ向かいます。
第1底側骨間筋
第3中足骨の足底側・内側寄りにある通常一羽状の筋です。第2趾には対応する底側骨間筋がありません。
第2底側骨間筋
第4中足骨の足底側・内側寄りにある通常一羽状の筋です。第2趾には対応する底側骨間筋がありません。
第3底側骨間筋
第5中足骨の足底側・内側寄りにある通常一羽状の筋です。第2趾には対応する底側骨間筋がありません。