仙髄から骨盤の網、臓器側の中継へ

骨盤内臓神経の副交感節前線維は、仙髄S2–S4の細胞から前根・脊髄神経の前枝を経て骨盤側へ続きます。下下腹神経叢に加わり、臓器近くや壁内の副交感神経節へ届き、その先が節後線維です。同じ骨盤内の網に交感性の連絡も加わりますが、節前線維が網に入った時点で一律に交感節後線維へ変わるわけではありません。線維の起こりと中継先を保って、臓器側まで追います。

骨盤の神経叢への二つの入力と臓器側の中継

仙髄S2–S4から前根・前枝を経る骨盤内臓神経の副交感節前線維を画面左、仙骨部交感幹から仙骨内臓神経へ続く代表的な交感節後線維を画面右に広げる。二つが下下腹神経叢へ加わっても種類が一律に変わる意味ではない。左の副交感節前線維は臓器近く・壁内の副交感神経節で中継し、その先の節後線維が局所へ届く。右の交感節後線維は同じ副交感神経節で中継する線へ合流させず、別経路で臓器側へ続く。二列は比較した経路で本人の左右や精密な投影ではない。全求心・腰内臓線維・全骨盤臓器枝・変異は省く。矢印は神経出力の向きで尿や血流は示さない。
骨盤内臓神経の節前線維は、骨盤の網を経て臓器近く・壁内の中継へ届きます。仙骨内臓神経の代表的な交感節後線維は、同じ網に加わっても別の連続です。