小胸筋は深部で烏口突起へ

小胸筋は大胸筋の深側にあり、通常は第3〜5肋骨の前面から烏口突起へ止まります。肩甲骨を前下方へ引いて胸壁との位置を安定させ、上腕骨へ直接止まる大胸筋とは異なります。主な支配は内側胸筋神経です。小胸筋は腋窩動脈の前を横切るため、筋の内側・後方・外側を基準に動脈の位置を区別できます。筋を横切る位置と動脈の枝の起始は同じ関係ではなく、枝の起こり方には個体差があります。

大小胸筋の層と停止

上段は鎖骨/胸骨肋軟骨から上腕骨外側唇へ向かう大胸筋、下段は肋骨から烏口突起へ向かう小胸筋。上下は深さの比較で同じ一筋の部分ではない。
大胸筋は上腕骨へ、小胸筋は烏口突起へ止まる。浅い大胸筋の扇状の付着と、その深い小胸筋を別枠で読む。小胸筋の代表的な第3〜5肋骨の起始を示し、全個体の肋骨付着数を固定しない。