反射は、入力から筋への連絡を示す

反射は、ある入力に対して神経の回路を通り非随意の応答が生じる働きです。非随意とは、応答の開始に意思による判断を必要としないことです。代表的な筋の反射では、受容器が筋の長さの変化などを捉え、求心性の経路で中枢へ情報を送り、中枢の処理から遠心性の経路で筋へ出力が届きます。この入力から効果器までの連絡が反射弓です。意思に沿って力を出す課題と、特定の入力に続く反射の応答は、筋を使っていても確かめる過程が違います。受容器、中枢、筋への出力の連絡を、単なる応答の速さや一つの筋力値だけと同じ情報にはしません。

局所の応答と上位への枝

左の受容器から情報の矢印が局所の中枢へ入り、統合の箱へつながる。統合は複数の情報を処理して出力へつなぐ段階を表す。そこから別の実線矢印が局所の中枢の外へ出て、下の筋などの効果器へ達する。同じ入力の途中から上へ分かれる破線矢印を上行枝とし、上位中枢へ向かわせる。上位中枢から局所の統合へ戻る別の破線矢印は、上位からの調節を表す。上行と上位からの入力は反対の方向の別の経路である。局所経路、上行枝、上位の調節を同時に図示することで、局所の応答が可能であることと、上位の影響がないことを取り違えない。全ての反射がこの接続数、同じ位置、同じ上行枝を持つという意味ではない。円や箱は受容器、処理、効果器の段階の模式で、ニューロン数を数える記号ではない。矢印はいずれも情報方向を示す。
一つの入力から局所の経路と上行枝が分かれる指定回路の模式です。局所の中枢から効果器へつながり、上位からの調節も別の矢印で示します。実線・破線の矢印はいずれも情報の向きで、物質の移動ではありません。枠は処理の段階で、細胞の数や実際の神経路の走行は示しません。局所の中枢には脊髄や脳幹などがあり、脳からの影響がないという意味ではありません。