症候を機能の変化と情報源から理解する基盤

本文の目次

  1. 経験として伝えること、観察できること
  2. 情報を得た相手と方法を保つ
  3. 始まりから経過をつなぐ
  4. 場所、広がり、起こる状況
  5. 程度の推移を比べる
  6. 機能の変化から症候へたどる
  7. 確認した事実と、考えられる経路
  8. 体温調節の目標が上がるとき
  9. 目標が戻る時期の反応
  10. 目標の上昇と、熱のつり合いの崩れ
  11. だるさと、力を発揮する働き
  12. 食べたい経験と、入る量・使う量
  13. 痛みという経験と、刺激を受け取る過程
  14. 組織からの入力と、神経系の変化
  15. 入力の場所と、感じる場所
  16. 息苦しさと、呼吸を観察した情報
  17. 動き、取り込み、運搬、供給
  18. 咳の働きと、出た痰
  19. 胸の痛みへつながる複数の経路
  20. 心拍を感じることと、送り出す量
  21. 青紫色に見える変化とHb
  22. 酸素が結合した割合と、運ぶ量
  23. 腫れの場所と、分布や経過
  24. 間質への流入と、戻す経路
  25. 吐き気の経験と、内容が出る嘔吐
  26. 便へ残る水の出入り
  27. 便秘、腹痛、腹部のふくらみ
  28. ヘムから、肝臓と胆汁へ進む色素
  29. 色素が増える複数の経路
  30. 血液が出た経路を分ける
  31. 見える血液と、循環への影響
  32. 尿の総量と、排尿回数
  33. 生成が少ないことと、出しにくいこと
  34. 覚醒と、理解する内容
  35. 短い意識消失と、脳へ届く血流
  36. めまいという言葉に含まれる経験
  37. 平衡の情報と、血流の関係
  38. 感じ方と、動かす力を分けて伝える
  39. 重要な機能の変化と、評価の目的
  40. 名前だけでなく、程度と経過を合わせる
  41. 経験、観察、測定を時刻へ合わせる
  42. 確認したことと、考えられる原因

1. 経験として伝えること、観察できること

身体に起きる変化が、本人の経験や観察できる変化として現れたものを症候と呼びます。息苦しい、痛い、吐き気がするなど、本人が経験・自覚する変化が自覚症状です。その言葉や訴えは、経験を知るための情報になります。呼吸の回数、皮膚の赤み、測定した体温など、観察・診察・測定によって得る情報が他覚所見です。息苦しさの訴えと呼吸数の記録は、同じ人の呼吸に関わっていても、経験と測定という異なる情報です。両方を合わせることで、身体の変化を別の側面から捉えられます。

2. 情報を得た相手と方法を保つ

「胸が締めつけられる感じがする」という本人の言葉と、「歩いた後に呼吸が速くなった」という周囲の観察は、情報源が異なります。本人の言葉、誰が何を観察したか、どの方法で何を測ったかを分けて記録すると、確認された事実をたどれます。言葉で十分に表現できない場合にも、表情、動き、呼吸、反応や普段からの変化などを観察できます。観察された反応は経験を知る手掛かりになりますが、それだけで本人の痛みの程度まで直接測れたことにはなりません。訴えを確認できないことと、変化がないことを分けて扱います。

3. 始まりから経過をつなぐ

いつ始まったか、急に現れたか少しずつ現れたかを確かめると、変化の始まりを他の出来事と時間で対応づけられます。症候が途切れず続く経過と、いったん軽くなった後に繰り返す経過では、現れる時間の形が違います。最初の時刻、続いた時間、繰り返す間隔、程度がどう変わったかを並べて記録します。以前から続く状態に新たな変化が加わる場合もあるため、普段の状態と今回の変化を分けると経過を伝えやすくなります。

4. 場所、広がり、起こる状況

症候の場所と、そこから広がって感じる範囲を分けて確かめます。活動や姿勢との関係、強くなる状況、軽くなる状況も、経過を理解する情報です。たとえば歩行で胸の痛みが強まり、休むと軽くなるという記録は、痛みと活動の関係を示します。これだけで原因となる器官や病名が決まるわけではありません。同時に息苦しさや吐き気などがあるかを合わせると、単独の症候名より多くの情報を共有できます。症候が最初に現れた時刻と、別の変化が加わった時刻も分けて追います。

5. 程度の推移を比べる

変化を見るには、何を、いつ、どの状況で捉えたかをそろえます。呼吸の回数なら数えた期間や安静・活動の状況、体温なら測定部位や方法などが比較に関わります。本人が語るつらさも、何をつらいと感じたか、どんな活動で変わったかと合わせて記録します。観察や測定の方法が変わった場合には、その違いを残すことで、身体の変化と記録条件の変化を分けて考えられます。症候の名前だけでなく、程度と時間の推移が後の評価を支えます。

6. 機能の変化から症候へたどる

身体の機能が変わると、本人の経験や観察できる変化へつながる場合があります。気道が狭くなり空気が通りにくくなる場合には、呼吸の負担が増えて息苦しさへ関わります。一方、血液の同じ体積にヘモグロビンが少なく、酸素を運ぶ働きが低下する場合も、活動時の息苦しさへ関わり得ます。同じ息苦しさでも、空気の移動と血液の運搬という異なる経路があります。浮腫でも、血管側から間質へ入る液体が増える経路と、リンパによる回収が減る経路が、同じ液体の蓄積へつながります。原因となり得る変化、機能の変化、経験や所見を順に結ぶと、どの段階の情報があるかを整理できます。

7. 確認した事実と、考えられる経路

機能の変化が条件として確認されていれば、そこから起こり得る結果を考えられます。たとえば他の出入りが同じで、間質からの液体回収だけが減った場合には、間質に液体が残りやすくなります。反対に、液体が増えたという結果だけでは、回収が減ったのか流入が増えたのかはまだ分かりません。確認された訴え、観察や測定の情報を事実として示し、その情報から考えられる経路は候補として分けて伝えます。候補を確かめるには、経過や併存する変化に加え、診察・検査で得る情報などが必要になります。

機能の変化と、経験・観察

上段は呼吸に関わる機能の変化から、本人の経験と観察できる側面へ破線の枝が分かれる。経験の息苦しさとは別に、それを知る言葉や訴えの情報を下に置く。右側は呼吸の様子や回数と、その観察・測定の記録を分ける。実線の矢印は情報の取得を結ぶ。下段の左は内腔が狭い気道から呼吸の負担増加へ、右は同じ血液体積でヘモグロビンが少ない条件から酸素運搬低下へ続き、両経路が息苦しさに関わり得る段階へ合流する。
身体の機能が変わると、本人の経験と観察できる側面へ関わる場合があります。経験は言葉や訴えから知り、呼吸の様子や回数は観察・測定で記録します。これらは同じ人の変化を別の側面から捉える情報です。気道の通りにくさによる負担と、ヘモグロビンが少ない場合の酸素運搬の低下は、異なる経路から息苦しさへ関わり得ます。呼吸の回数が必ず増えるという関係ではありません。

8. 体温調節の目標が上がるとき

体温調節では、視床下部が温度の情報を統合し、熱の産生や放散に関わる出力を調節します。発熱では、この調節の目標水準が上がります。炎症に関わる合図などが、目標水準の上昇へつながることがあります。現在の深部体温が新しい目標より低い時期には、寒いと感じる悪寒や骨格筋のふるえ、皮膚からの熱放散を減らす反応などが起こり得ます。ふるえは熱産生を増やし、皮膚血流を減らす反応は放散を抑える側へ働きます。体温が上昇しているときにも、現在の温度と調節の目標との関係で反応の向きが変わります。発熱は感染だけに限らず、炎症など異なる経路が関わる場合があります。

9. 目標が戻る時期の反応

上がっていた体温調節の目標水準が戻ると、現在の深部体温がその目標より高い状態になり得ます。この時期には、皮膚血流を増やすことや、汗の蒸発によって熱を放散する方向の反応が起こります。熱産生を増やすふるえとは向きが違います。汗が分泌されることと、その汗が実際に蒸発して熱を奪うことは別の過程です。悪寒、ふるえ、皮膚の状態や汗などを時刻と合わせて記録すると、体温の数値だけでは見えない調節の経過も捉えられます。

発熱の目標と、現在の体温

上段は目標を破線の高い水準、現在の深部体温を実線の低い水準に分け、その間を上向きに結ぶ。ふるえを伴う筋と狭い皮膚血管の関係が、熱産生の増加と放散の抑制へ続く。下段は戻った低い目標と、まだ高い現在温度を下向きに結ぶ。汗が皮膚表面から蒸発して熱を奪う経路と、広い皮膚血管による放散増加を分ける。線の高さは二つの水準の関係を示し、固定温度や時間を表さない。
目標水準が上がり、現在の深部体温がまだそれより低い時期には、ふるえによる熱産生の増加や、皮膚血流を減らして放散を抑える反応が起こり得ます。目標が戻り、現在の温度がそれより高い時期には、皮膚血流の増加や汗の蒸発が放散へ働きます。汗を分泌することと、その汗が蒸発して熱を奪うことは別の過程です。

10. 目標の上昇と、熱のつり合いの崩れ

身体の温度が高い状態を高体温と呼びます。高い体温に至る経路には、調節の目標水準が上がる発熱のほか、強い熱負荷や熱産生に対して熱放散が追いつかない場合などがあります。目標水準が上がることと、目標は上がっていなくても身体に熱が残ることは、異なる関係です。熱の産生、外から受ける熱、放散のつり合いを追うと、その違いを考えられます。ある時点の体温の高さだけでは、どの経路が変わったかは確定できません。

11. だるさと、力を発揮する働き

倦怠感は、だるい、身体が重いなどの主観的な経験です。疲れやすさは、活動を続けると早く疲れるという情報です。一方、筋力は筋が力を発揮する働きであり、だるさの訴えとは別の側面です。血液が運ぶ酸素が少ない、細胞で利用できるエネルギーが変わる、炎症の合図が全身へ影響するなど、異なる経路が活動のしづらさへ関わり得ます。睡眠や活動、心理的な状況なども経験に関わるため、訴えの始まりや活動との関係、実際の動作を合わせて捉えます。

12. 食べたい経験と、入る量・使う量

食欲は食べたいと感じる経験で、実際に食べた量とは区別します。食べたいと感じても、悪心や痛みなどで食べる量が減る場合があります。同じ期間の利用可能な摂取エネルギーより消費が多い状態が続けば、貯蔵エネルギーが減る側へ働きます。一方、体重には水分や消化管内容物も含まれるので、短期間の体重変化を全て脂肪の変化へ置き換えることはできません。食欲、摂取、消費、体重の推移を別に記録すると、どの出入りや経験が変わったかを整理できます。

13. 痛みという経験と、刺激を受け取る過程

痛みは、感覚と感情の面を含む不快な経験です。組織の実際の傷害や傷つく可能性に関連する場合も、それに似た経験として現れる場合もあります。組織を傷つけ得る刺激を検出して情報にする過程が侵害受容であり、本人が経験する痛みそのものとは区別します。同じ刺激でも、その人の状態やそれまでの経験などによって感じ方は異なり得ます。言葉で伝えられる場合には、部位、性質、始まりや変化、活動との関係を本人の経験として確かめます。観察された反応や刺激の大きさと、本人の痛みの大きさは一つの同じ測定ではありません。

14. 組織からの入力と、神経系の変化

組織の傷害や炎症などに関わる刺激が侵害受容の経路を通って痛みに関わる場合を、侵害受容性疼痛と呼びます。皮膚、筋、関節などや、内臓からの入力が関わる場合があります。一方、体性感覚神経系の病変や疾患に関わる痛みが神経障害性疼痛です。入力を受け取る組織での刺激と、感覚情報を扱う神経系自体の変化では、主な経路の捉え方が違います。複数の機序が関わる場合や、この二つだけでは十分に説明できない場合もあり、痛みの言葉一つで個人の分類を確定することはできません。

15. 入力の場所と、感じる場所

皮膚や筋・関節などに由来する体性痛と、内臓に由来する内臓痛は、入力の出発点が異なります。一般に体性痛は比較的場所を捉えやすいことが多いのに対し、内臓由来の痛みは場所をはっきり特定しにくいことがあり、内臓の伸展や炎症などが刺激に関わります。内臓からの入力と体表からの入力が、一部の中枢の神経細胞などへ合流する経路もあります。その情報が体表から来たもののように知覚され、入力の起きた器官とは別の場所に痛みを感じることがあります。これが関連痛の代表的な仕組みです。痛む場所、広がり、活動や経過との関係を合わせることが、入力の経路を考える情報になります。痛む場所と原因の器官を常に一対一に対応させることはできません。

入力の場所と、痛みを感じる場所

体表の感覚終末からの経路と、別の位置の内臓にある終末からの経路が、一部の中枢神経細胞へ合流する。各経路の矢印は入力を中枢へ伝える方向に向く。合流した細胞の出力は感覚情報の伝達へ続き、破線の矢印で体表から来た情報のように知覚される場合と、器官とは別の場所の痛みへ結ぶ。器官から体表へ直接神経が走る経路ではない。
内臓からの入力と体表からの入力が、一部の中枢の神経細胞などへ合流する経路があります。その情報が体表から来たもののように知覚されると、入力の起きた器官とは別の場所に痛みを感じる場合があります。これは関連痛の代表的な仕組みで、痛む場所から原因の器官を一対一に確定する関係ではありません。

16. 息苦しさと、呼吸を観察した情報

呼吸困難は、息が苦しい、空気が足りない、呼吸に努力が必要だと感じるなどの主観的な経験です。呼吸数は一定時間の呼吸の回数、胸郭運動は胸が動く様子であり、観察する情報です。息苦しさの訴えと、回数や動きの記録を合わせると、経験と身体の変化を別の側面から追えます。気道が狭く空気を通す負担が増えること、肺で酸素が血液へ移りにくくなること、血液の酸素運搬や循環が不足することなどが、息苦しさに関わり得る経路です。訴えの強さだけで、どの段階の変化かを決めることはできません。

17. 動き、取り込み、運搬、供給

換気は肺胞へ空気を出入りさせること、ガス交換は肺胞と血液の間で酸素や二酸化炭素が移ることです。血液へ入った酸素は主に赤血球のヘモグロビン(Hb)に結合し、血流によって組織へ運ばれます。組織を通る血流が灌流です。呼吸数が増えても、一回に動く空気の量や、肺の壁を越えた酸素の量は別に確かめる必要があります。気道抵抗が増える経路と、交換する壁が厚くなる経路では、負担が増える場所が違います。SpO₂は、光を使う機器で動脈血の酸素飽和度を推定した値です。酸素飽和度はHbの酸素結合部位に酸素が結合している割合であり、Hb量や心拍出量、各組織へ届く量そのものを表す値ではありません。機器の測定方法や個人の数値判定は、ここで扱う段階の区別とは別の学習です。

酸素が届くまでの四つの段階

上の気道は肺胞へ連続し、実線の空気矢印が出入りする。肺胞の壁と隣接する血管の壁を越える破線は酸素が血液へ、二酸化炭素が肺胞へ移る方向を示す。血管内の赤血球と右向きの血流はHbに結合した酸素の運搬へ続く。下の組織の血管内では別の右向き血流があり、組織を通る灌流を示す。酸素は血管から周囲の細胞側へ移る。
換気は肺胞への空気の出入り、ガス交換は肺胞と血液の間の移動です。血液へ入った酸素は主にHbに結合して血流で運ばれ、組織を通る血流が灌流です。呼吸の回数、一回に動く空気量、交換された量、血液が運ぶ量、組織へ届く量はそれぞれ別の情報です。

18. 咳の働きと、出た痰

咳は、気道の刺激や分泌物の増加などに応じて、気道の内容を外へ動かす防御の働きです。咳が起きたことと、内容が実際に外へ出たことは分けて追います。気道の分泌物などが口の外へ喀出されたものを痰といいます。喀出は、咳などで気道側の内容を外へ出すことです。痰を記録するときには、出た量、粘りなどの性状、血液が混じるか、いつ出たかを分けます。喀出された量は、同じ期間に気道で作られた分泌物の全量を直接表すとは限りません。色は観察情報の一つですが、その色だけで微生物の種類や薬剤の適応を決めることはできません。

19. 胸の痛みへつながる複数の経路

胸痛は胸に感じる痛みです。心筋の必要に対して酸素の供給が不足する経路、壁側胸膜の刺激や炎症、胸壁の筋や骨などの変化、胃の内容が食道へ逆流して粘膜を刺激する経路などが関わり得ます。壁側胸膜は胸郭の内側を覆う膜、胸壁は胸郭を作る筋や骨などです。異なる構造の変化が、胸の痛みという経験へつながることがあります。痛む場所、始まった時刻、活動や呼吸との関係などを具体的な情報として残し、胸という場所だけで原因の器官や病名を確定しないことが必要です。

20. 心拍を感じることと、送り出す量

動悸は、心拍を強く、速く、不規則などに感じる経験です。心拍数は時間当たりの拍動回数、リズムは拍動の時間的な並び方であり、感じ方とは別の情報です。心拍出量は一定時間に心室から送り出す血液の体積です。安定した条件では、一回拍出量に心拍数を掛けて求めます。一回拍出量は一拍で出る血液の体積です。速い心拍でも一回の量が減れば、時間当たりの拍出が増えるとは限りません。拍出された血液が各組織へどう分配されるかも別の段階です。動悸の訴え、回数やリズム、拍出と組織への供給を、それぞれの情報として結びます。

21. 青紫色に見える変化とHb

皮膚や粘膜が青紫色に見える変化をチアノーゼといいます。血液中に酸素を離したHbが増えることなどが、この見え方へ関わります。酸素を結合していないHbを還元Hbと呼びます。同じ酸素飽和度でも総Hb量が違えば還元Hbの量も変わり、局所の血流なども色の見え方に影響します。Hbが少ない場合には、酸素の運搬が低下していても青紫色が目立ちにくいことがあります。色の観察と、血液が運ぶ酸素量、組織へ届く量は別に追う必要があります。

22. 酸素が結合した割合と、運ぶ量

貧血は、血液のHb濃度が低い状態を指す言葉です。Hbは酸素を結合して運ぶため、同じ血液体積と同じ酸素飽和度で比べても、Hb量が少なければHbに結合して運べる酸素量は少なくなります。酸素飽和度が同じことは、酸素運搬量が同じことを意味しません。さらに組織への供給には、酸素を含む血液が流れる量も関わります。これは割合、運搬量、血流という関係の比較です。個人の貧血を判定する検査基準や原因の診断は、この比較だけでは決まりません。

同じ割合でも、結合量は違う

同じ大きさの枠で同じ血液体積を比較する。甲は100部位のうち80部位、乙は200部位のうち160部位に酸素が結合し、両方の割合は80%。塗った丸と白い丸を分け、一丸を10部位分とする。同じ割合でも結合量と結合していない部位数が違う。
同じ血液体積の比較で、丸一個をHb結合部位10個分とする模型です。80/100と160/200は同じ80%でも、Hbに結合した酸素の量は異なります。塗られていない部位は酸素が結合していない側です。この比較の割合は、Hb量や組織へ流れる血液量そのものを表しません。

23. 腫れの場所と、分布や経過

浮腫は、細胞の間にある間質に液体が過剰に蓄積する変化です。細胞内の水が増える腫脹や、血管内の血液が増える変化とは区画が違います。浮腫を観察するときには、どこにあるか、限られた範囲か広く分布するか、左右の分布、いつからどのように変わったかを分けて記録します。局所の壁の透過性やリンパ回収が変わる経路と、広い範囲の圧や血漿タンパク質の条件が変わる経路では、関わる範囲も異なり得ます。分布と時間は機序を考えるための情報ですが、それだけで一つの器官疾患を確定することはできません。

24. 間質への流入と、戻す経路

間質液は、入る量と回収される量のつり合いが変わると増え得ます。毛細血管内の圧が高まること、血漿タンパク質が減って水を血管側へ保つ働きが弱まること、壁の透過性が高まることは、間質に液体が増える経路です。リンパによる回収が減ることも、同じように間質に残る量を増やし得ます。同じ腫れへ流入増加と回収減少の異なる経路がつながり、複数の変化が重なる場合もあります。腫れの見た目だけでは、流入が増えたのか、回収が減ったのかは分かりません。

間質への流入と、戻す経路

毛細血管内の血液、核を持つ細胞の内側、細胞外の間質、リンパ管内を区別する。血管の壁を越える水・成分の移動と、間質からリンパ入口へ入り静脈へ戻る回収を別の矢印で結ぶ。
浮腫は細胞の外の間質に液体が過剰に蓄積する変化です。毛細血管を越える流入と、間質からリンパ管へ入り静脈側へ戻る回収は別の経路です。圧や血漿タンパク質、壁の透過性による流入側の変化と、リンパ回収の減少は、異なる経路から同じ蓄積へ関わり得ます。

25. 吐き気の経験と、内容が出る嘔吐

悪心は、吐きそうだと感じる吐き気の経験です。嘔吐は、胃などの消化管内容が逆方向に移り、口から排出されることです。悪心があっても嘔吐するとは限らず、経験したことと実際の排出を分けて記録します。実際に内容が体外へ出ると、それに含まれる水や電解質も失われます。電解質はナトリウムなどのイオンを含む成分です。失った量は、嘔吐した回数だけでなく、一回量や含まれる成分にも関わります。

26. 便へ残る水の出入り

下痢は、便に含まれる水が増えて軟らかい便や水様便が出る変化です。消化管の内腔には摂取した水と体内からの分泌が入り、上皮を越える吸収で体内側へ戻ります。分泌が増える、吸収が減る、通過が速く吸収される時間が短くなるなどの経路で、便側に残る水が増え得ます。同じ期間に内腔への入力と内腔内の貯留変化をそろえて比べると、吸収が少ない分は出口側へ残り得ます。便として水や電解質が体外へ出る量が増えると、体内から失う量にも影響します。飲んだ水と体内から分泌した水は、出所が異なります。

消化管の水の出入り

縦に続く消化管の内腔と、その両側の壁・上皮を分ける。上から摂取した水が内腔へ入り、左の体内側から分泌の矢印が壁を越えて内腔へ向く。吸収は内腔から右の体内側へ壁を越える別の矢印。内腔内の水は下へ通り、便として体外へ向かう。
消化管の内腔には、摂取した水と体内から分泌された水が入り、上皮を越える吸収で体内側へ戻ります。分泌が増えること、吸収が減ること、通過が速く吸収の時間が短くなることは、便側へ残る水を増やし得る別の経路です。同じ期間の入力と内腔の貯留変化をそろえて比べると、吸収が少ない分は出口側へ残り得ます。

27. 便秘、腹痛、腹部のふくらみ

便秘には、排便が減ることに加え、便が硬い、強くいきむ、出しにくい、出し切れないと感じるなどの情報が関わります。回数と便の硬さ、排出のしやすさを合わせて追います。腹痛は腹に感じる痛み、腹部膨満は腹が張る感じや、腹部がふくらむ変化に関わる言葉です。張る感じという訴えと、腹の大きさなどの観察を区別します。内容やガスで内臓の壁が伸びること、炎症による刺激などが、腹痛や張る感じにつながり得ます。外観や訴えだけでは、原因や病名を一つに確定できません。

28. ヘムから、肝臓と胆汁へ進む色素

ビリルビンはヘムの分解から生じる色素です。血液で肝臓へ運ばれ、肝細胞に取り込まれて処理され、胆汁へ排出される経路があります。肝臓で水に溶けやすい形へ変える処理を抱合といいます。血液中のビリルビンが増え、皮膚や眼の白い部分などが黄色く見える変化が黄疸です。眼の白い部分を強膜と呼びます。胆汁に含まれるビリルビンは色素であり、脂質の消化を助ける胆汁酸塩とは役割が異なります。

29. 色素が増える複数の経路

血液中のビリルビンが増える経路には、ヘムの分解などによる産生の増加、肝臓の取り込みや抱合などの処理の変化、胆汁への排出や流れの変化があります。作られる側が増えることと、処理や出口側が滞ることは、異なる段階です。胆汁が腸へ届く量の変化や、体内の色素が尿へ出る条件などが、便や尿の色にも関わります。黄色く見える変化が見える場所と、いつからどう変化したか、尿や便の色などは別の観察情報です。同じ黄色く見える変化だけでは、どの段階が変わったかや病名を一つに決められません。

30. 血液が出た経路を分ける

赤血球を含む血液が血管の外へ出ることが出血です。血液であることを確認したうえで、嘔吐した内容に血液が含まれることを吐血、気道側から咳などで血液を喀出することを喀血、便として血液が排出されることを血便、尿に血液が含まれることを血尿と呼びます。口から出たという出口だけでは、喀出と嘔吐の経路は区別できません。鼻や口の血液が混じる場合もあり、出口と血液のもとの場所を調べることは別です。食物や色素などでも赤く見えることがあるため、赤色だけを血液の確証や原因部位の確定へ置き換えません。

31. 見える血液と、循環への影響

出血では、失う血液の量や速さが、循環する血液量と組織への有効な供給に影響し得ます。出血が見えたこと、どれだけの量がどの時間で失われたか、循環へどの程度影響したかは、別の情報です。血液が体の空間や組織内にたまり、体外へ見えない出血もあります。赤血球を含む血液の流出と、主に水や血漿成分が間質へ蓄積する浮腫は、移動する成分が異なります。循環量から灌流へ至る経路は、血管内、血管外、組織への流れという区画ごとに追います。見える量の大小だけで全身の供給の程度を決めることはできません。

32. 尿の総量と、排尿回数

多尿は同じ期間の尿量が多いこと、頻尿は排尿の回数が多いことを指します。少量ずつ何度も出る場合には、回数が増えても期間の総量が増えるとは限りません。一回量を合計して総量を求め、等しい一回量なら一回量に回数を掛けます。腎臓で尿を生成すること、膀胱で蓄えること、尿道を通って体外へ排尿することは別の段階です。期間に膀胱内の貯留量が変われば、その期間の生成量と体外への排出量も一致するとは限りません。ここでは量と回数、段階の比較を扱い、個人の数値基準による判定は扱いません。

33. 生成が少ないことと、出しにくいこと

腎臓で生成される尿が少ない場合と、膀胱に尿があるのに出しにくい場合は、変化している段階が違います。生成が減る側では膀胱へ届く量が減り得ます。一方、膀胱の押し出す働きや出口との協調が妨げられる側では、尿が膀胱に残り得ます。排尿時痛は、排尿するときの痛みという自覚症状です。いつ、どのように痛むかを記録し、尿量や回数などの情報と分けます。痛みの訴えだけで感染の有無を確定することはできません。

尿の生成、貯留、排出を分ける

左右の腎臓で生成された尿が管を通って膀胱へ届き、膀胱に貯留した後、尿道を通り体外へ出る。上流から膀胱への矢印と、膀胱から体外への矢印を別にする。同じ期間に膀胱へ入る量と排出量の差は、膀胱内貯留量の変化となる。下に一回量の合計と期間総量の関係を示し、回数と総量を分ける。
腎臓で尿を生成すること、膀胱に蓄えること、尿道から排出することは別の段階です。膀胱への流入量と排出量の差が、同じ期間の膀胱内貯留量の変化となります。貯留量が変わる期間には、生成量と体外への排出量は一致するとは限りません。各一回量を合計して期間の総量を求めるため、少量ずつ何度も排尿する場合には、回数が増えても総量が増えるとは限りません。

34. 覚醒と、理解する内容

意識には、目を覚まして反応できる覚醒の程度と、自己や周囲の状況を理解する内容の側面があります。目を開けていることだけで、会話の内容や状況の理解まで同じと判断することはできません。普段と比べた呼びかけへの反応、会話や行動の変化を、時刻と合わせて記録します。正常な睡眠でも覚醒の程度は変わりますが、新しく現れた反応の低下を、眠っているという名前だけで同じ状態へまとめることはできません。

35. 短い意識消失と、脳へ届く血流

失神は、一過性に全脳への血流が低下することに関わる、短い意識消失です。一般に始まりは速く、持続は短く、自然に意識が回復するという経過をとります。脳の活動を支える血流が一時的に不足するという機序と、単に眠ることは異なります。意識消失には失神以外の機序もあるため、始まり、続いた時間、回復の様子や併存する変化を整理します。けいれんは筋の不随意な収縮などの運動所見であり、その所見だけで意識が失われたかや原因を確定することはできません。

36. めまいという言葉に含まれる経験

めまいという言葉には、自分や周囲が回って感じる回転感、立つ・歩くときのふらつき、気が遠くなる感覚など、異なる経験が含まれます。どのように感じたかを本人の言葉で確かめ、始まりや続く時間、姿勢や動作との関係を記録します。同じ言葉でも、経験の形を分けると機能の変化を考える情報が整います。

37. 平衡の情報と、血流の関係

姿勢や視線を保つ働きには、前庭、視覚、筋や関節から届く固有感覚などの情報を統合することが関わります。これらの情報の変化や不一致は、回転感やふらつきに関わり得ます。一方、気が遠くなる経験には、脳へ届く血流の変化などが関わる場合もあります。めまいという言葉一つで、どの感覚器や血流の経路が変わったかを決めることはできません。

38. 感じ方と、動かす力を分けて伝える

しびれには、ぴりぴりする、感覚が鈍いなどの感じ方の変化が含まれます。力が入りにくいことは、筋へ出力して力を発揮する側の変化です。感覚の変化と運動の変化は別の情報として、部位、左右、始まりや経過、他に同時に現れた変化を整理します。どの機能と範囲がいつ変わったかを伝えると、専門的に評価するための情報になります。

39. 重要な機能の変化と、評価の目的

危険徴候は、生命維持や重要な機能が急に脅かされる可能性を示す変化です。呼吸の負担が急に増す、組織へ有効に血液を届ける働きが低下する、覚醒や新しい感覚・運動の働きが変わるなどは、重要な機能との関係から捉えます。迅速な専門評価には、その機能が保たれているかと変化の原因を確かめる目的があります。原因の病名がまだ分からなくても、機能が脅かされる可能性を捉えることはできます。

40. 名前だけでなく、程度と経過を合わせる

症候の重要性は、何という名前かに加え、どの程度か、急に出現・悪化したか、他の変化が同時にあるかという関係から捉えます。同じ息苦しさという言葉でも、普段から続く程度と、短い間に強くなり反応も変わる経過では、重要な機能に関わる情報が異なります。一つの観察項目が普段に近いことと、他の機能も保たれていることは同じではありません。複数の情報を合わせることで、専門評価が必要な変化を伝えるための情報が整います。

41. 経験、観察、測定を時刻へ合わせる

連携では、本人の言葉、観察した様子、測定した値を、誰がいつ得た情報かと合わせて整理します。出現時刻や始まり方、経過、普段からの変化、活動との関係や同時に現れた症候も、変化をたどる情報になります。本人が伝えた経験と、他の人が観察した事実の情報源を保つと、同じ時点の別の側面を専門家へ伝えられます。

42. 確認したことと、考えられる原因

本人が息苦しいと話した、呼吸の様子が変わったという情報と、気道や血液の酸素運搬が変わったかもしれないという考えは別です。前者は得られた経験・観察の情報であり、後者はまだ確かめる必要のある原因候補です。事実と推測を分けて伝えると、確認されていない原因を決まった情報として扱うことを避け、追加の評価に必要な情報を保てます。

用語を確かめる

症候
身体の変化が、本人の自覚症状や観察・測定される他覚所見として現れるもの。
自覚症状
痛みや息苦しさなど、本人が経験・自覚する変化。その言葉や訴えは経験を知る情報になる。
他覚所見
観察・診察・測定によって得る身体の変化の情報。
呼吸困難
息苦しい、十分に呼吸できないなどの主観的な経験。呼吸の回数という測定とは別の情報。
悪心
吐き気がするという主観的な経験。実際に吐いたこととは区別する。
情報源
本人の言葉、周囲の観察、測定など、情報をどこから得たか。
経過
症候が始まってから、続く、繰り返す、程度が変わるなどの時間的な変化。
持続
症候などが途切れず続くこと。
反復
症候などが繰り返し現れること。
増悪
症候や状態が強くなる、悪化すること。
軽減
症候の程度などが弱まること。
併存
複数の症候などが同時に存在すること。
機序
ある変化から別の変化が生じる、仕組みや過程のつながり。
原因候補
確認した症候の情報を説明し得る、まだ確かめられていない原因や経路。
発熱
体温調節の目標水準が上がり、体温が上昇する変化。
体温調節の目標水準
熱の産生や放散の出力を調節するときに、身体が近づけようとする温度の水準。
悪寒
寒いと感じる主観的な経験。発熱の目標水準が上がる時期などに現れることがある。
熱産生
筋の収縮や代謝などによって熱が生じること。
熱放散
身体から周囲へ熱が移り、身体の熱が減ること。
高体温
身体の温度が高い状態。調節目標の上昇以外に、熱負荷や放散不足などからも起こり得る。
倦怠感
身体がだるい、重いなどの主観的な経験。
筋力
筋が力を発揮する働き。
食欲
食べたいと感じる経験。実際に摂取した量とは区別する。
痛み
感覚と感情の面を含む不快な経験。組織の実際の傷害や傷つく可能性に関連する場合も、それに似た経験として現れる場合もある。
侵害受容
組織を傷つけ得る刺激を検出し、情報として表す過程。
侵害受容性疼痛
組織の傷害や炎症などに関わる刺激が、侵害受容の経路を通って関わる痛み。
神経障害性疼痛
体性感覚神経系の病変又は疾患に関わる痛み。
体性痛
皮膚、筋、関節などに由来する痛み。
内臓痛
内臓に由来する痛み。場所をはっきり特定しにくいことがある。
関連痛
入力の起きた器官とは別の場所で感じる痛み。内臓と体表の入力が中枢で合流する経路などが関わる。
呼吸数
一定時間に起こる呼吸の回数。
胸郭運動
呼吸などに伴って胸郭が動くこと。
換気
肺胞へ空気を出入りさせること。
ガス交換
肺胞と血液などの間で酸素や二酸化炭素が移ること。
灌流
組織を通る血液の供給。
SpO₂
光を使う機器で動脈血の酸素飽和度を推定した値。Hb量や心拍出量そのものではない。
酸素飽和度
Hbの利用可能な酸素結合部位のうち、酸素が結合している部位の割合。
ヘモグロビン
主に赤血球内で酸素を結合して運ぶタンパク質。Hbと略す。
咳
気道の刺激などに応じ、気道の内容を外へ動かす防御の働き。
喀出
咳などで気道側の内容を外へ出すこと。
痰
気道の分泌物などが喀出されたもの。
性状
粘りなど、観察したものの性質や状態。
胸痛
胸に感じる痛み。
壁側胸膜
胸郭の内側を覆う胸膜。
胸壁
胸郭を作る筋や骨など。
動悸
心拍を強く、速く、不規則などに感じる経験。
心拍数
一定時間に起こる心拍の回数。
リズム
拍動などの時間的な並び方。
心拍出量
一定時間に心室から送り出す血液の体積。
一回拍出量
一拍で心室から出る血液の体積。
チアノーゼ
皮膚や粘膜が青紫色に見える変化。還元Hb量などに関わる。
還元Hb
酸素を結合していないヘモグロビン。
貧血
血液のHb濃度が低い状態。個人の判定基準は別に評価する。
浮腫
細胞の間にある間質に過剰な液体が蓄積する変化。
間質液
組織の細胞の間を満たす液体。
腫脹
ここでは細胞内に水が増え、細胞が腫れる変化。
嘔吐
消化管内容が逆方向に移り、口から排出されること。
電解質
ナトリウムなどのイオンを含む成分。
下痢
便の水分が増え、軟らかい便や水様便が出る変化。
便秘
排便回数の減少、便の硬さ、排出しにくさなどが関わる状態。
腹痛
腹に感じる痛み。
腹部膨満
腹が張る感じや、腹部がふくらむ変化に関わる言葉。
ビリルビン
ヘムの分解から生じ、肝臓での処理や胆汁への排出に関わる色素。
抱合
ここでは肝臓でビリルビンを水に溶けやすい形へ変える処理。
黄疸
ビリルビンの増加に関わり、皮膚や眼などが黄色く見える変化。
強膜
眼の白い部分を作る膜。
胆汁酸塩
脂質の消化を助ける胆汁の成分。ビリルビンという色素とは別。
出血
赤血球を含む血液が血管の外へ出ること。
吐血
血液を嘔吐した内容として口から出すこと。
喀血
気道側から血液を咳などで喀出すること。
血便
便として血液が排出されること。
血尿
尿に血液が含まれること。
多尿
同じ期間に生成・排泄される尿量が多いこと。
頻尿
排尿する回数が多いこと。
排尿時痛
排尿するときに感じる痛み。
意識
覚醒の程度と、自己や周囲を理解する内容などの側面を持つ状態。
覚醒
目を覚まし、周囲からの情報に反応できる状態やその程度。
反応性
呼びかけなどの刺激に対して反応する性質や程度。
失神
一過性の全脳への血流低下に関わる短い意識消失。一般に速い発症、短い持続、自然な回復という経過をとる。
けいれん
筋の不随意な収縮などとして現れる運動所見。意識状態を表す言葉とは区別する。
めまい
回転感、ふらつき、気が遠くなる感覚などの異なる経験を含む言葉。
回転感
自分や周囲が回っているように感じる経験。
ふらつき
立つ・歩くときなどに姿勢が安定しない経験や様子。
固有感覚
筋や関節などから、身体の位置や動きについて得られる感覚情報。
しびれ
ぴりぴりする、感覚が鈍いなどの感じ方の変化を表す言葉。
危険徴候
生命維持や重要な機能が急に脅かされる可能性を示す変化。
専門評価
身体の変化や機能について、専門的な知識と方法を用いて確かめること。
情報共有
得られた情報を、情報源や時刻などと合わせて他の人へ伝えること。
事実
本人から得た言葉、観察・測定した内容など、確認した情報。
推測
得られた情報から考えるが、まだ確認されていないこと。