今の問題と、先の出来事を減らす目的

予防は、発症や再発、合併する問題、機能の低下など、避けたい出来事が起こる可能性や影響を減らす目的です。再発は、一度軽減したり治まったりした疾患が再び現れることを指します。今ある症候を軽くする目的と、将来の悪化を減らす目的は、対象と時間が違います。治療を受けている間にも、将来の問題を予防する目的が重なります。感染を治療する目的と、病原体がほかの人へ移る機会を減らす目的も、働きかける段階が異なります。治療か予防かという言葉だけで分けるより、何の出来事を、いつ減らしたいかを示すと、その働きかけの意味が明らかになります。

目的と、働きかける段階

原因、進む病態、身体の働き、症候、生活への影響を段階に分ける。原因を取り除く、病態を抑える、足りない働きを補う、苦痛を和らげるという作用の矢印は各段階へ直接届く。症候の軽減と構造の回復は別に確かめる。現在の症候を軽減する目的と、将来の再発や悪化を減らす予防の目的を別の時間へ置く。
原因、進む病態、身体の働き、症候、生活への影響を分け、働きかける段階へ目的を対応させます。症候の軽減と構造の回復は別に確かめます。現在の症候を軽減する目的と、将来の再発や悪化を減らす予防の目的は並行する場合もあります。