環境と支援が、活動の条件を変える

環境調整は、物の位置や形、生活する場の条件を変えることです。支援には、道具や他者の手助けなど、行為を支える条件が含まれます。手が届く範囲に物を置けば、手を伸ばせる範囲が変わらなくても、その物を取り出せる場合があります。重い部分を他者が支えると、行為のうち本人が担う必要の大きさが変わることもあります。身体機能の測定値と、整えた条件の下で何を行えたかを別に記録すると、活動を支えた経路を捉えられます。一つの行為が行えたという観察は、その条件での活動を示し、別の行為に必要な条件は改めて確かめます。

機能、活動、参加を支える条件

構造の回復によって身体機能が戻る経路と、残る身体機能に環境や支援を合わせて活動を支える経路を分ける。下の比較では同じ手を伸ばせる範囲に対して、物を範囲の外から届く位置へ置き直す。身体機能の変化と環境の変化を別に記録する。どの条件で何を行えたかという活動と、生活で大切な役割や関わりを持つ参加を区別し、本人の目的へ結ぶ。
構造の回復と、残る働きに環境や支援を合わせて活動を支える経路は異なります。同じ手を伸ばせる範囲でも、物を届く位置へ置くと活動の条件が変わります。身体機能の記録、どの条件で何を行えたか、生活で大切な役割や関わりを分けて確かめます。