第7章 正経十二経脈の4群:手・足と陰・陽から名称を読む
本文の目次
- 十二の名称を、四つの群で読む
- 十二の名称を、四つの群で読む
- 名前の中にある、二つの手掛かり
- 名前の中にある、二つの手掛かり
- 手の二群を、陰と陽で分ける
- 手の二群を、陰と陽で分ける
- 足の二群も、同じ読み方で確かめる
- 足の二群も、同じ読み方で確かめる
- 四群のカードで、混入と抜けを点検する
- 四群のカードで、混入と抜けを点検する
- 分類を足場にして、次の学習へ
- 分類を足場にして、次の学習へ
1. 十二の名称を、四つの群で読む
この章では、正経十二経脈の名称を読みます。十二の長い名前を一続きに覚える前に、手と足、陰と陽という二つの手掛かりで、四つの群に整理しましょう。WHO2007では、それぞれの群に三つの経脈名が示されています。この章の日本語の正式名称は公式2026年版出題基準の中項目で確認し、群への所属は用語集の選択記述と照合しています。学習の中心は、どの名前がどの群に入るかです。
2. 十二の名称を、四つの群で読む
十二経脈という総称は、手と足の陰経・陽経をまとめる呼称として読みます。WHO2007には正経、regularという別の呼称もあります。本章では正経十二経脈の十二名を四群で扱い、名称を知ることと、身体のどこを通るかを知ることを分けます。今回の群のカードは経路図ではありません。接続、分布、走行方向、流注や経穴の位置は、それぞれに必要な本文を確かめる別の学習です。
3. 名前の中にある、二つの手掛かり
まず名前の始めにある「手の」か「足の」を読み、次に陰と陽のどちらを含む名前かを確かめます。陰側の名称には太陰・少陰・厥陰、陽側の名称には陽明・太陽・少陽という表記があります。ここではその細かな学説上の意味へ進まず、群を確認するための文字の手掛かりとして使います。最後の肺経や胆経なども含めて、正式名称全体を残すと、似た名前の取り違えを点検できます。
4. 名前の中にある、二つの手掛かり
図2の二例では、手の厥陰心包経を「手の」「厥陰」「心包経」、足の少陽胆経を「足の」「少陽」「胆経」と分けて読めるように示します。前者は手と陰、後者は足と陽を手掛かりに、それぞれの群へ照合できます。分けた欄は読字の補助であり、正式名称を別々の新名称へ変えるものではありません。手や足の文字から、経脈の全走行がその部位だけに収まると推測することも、この名前の分類からは行いません。
正式名称から手・足と陰・陽を読む2例
5. 手の二群を、陰と陽で分ける
手の陰経の群は、手の太陰肺経、手の少陰心経、手の厥陰心包経の三つです。三つとも始めに手のがあり、太陰・少陰・厥陰という陰を含む部分が続きます。肺、心、心包という臓腑名は先行章でも読みましたが、ここで確認するのはそれらを含む経脈名の群所属です。臓腑の機能を答える問題や、現代の器官と同じ内容だと認定する問題へ置き換えません。
6. 手の二群を、陰と陽で分ける
手の陽経の群は、手の陽明大腸経、手の太陽小腸経、手の少陽三焦経の三つです。始めの手のは陰側と共通していますが、陽明・太陽・少陽という陽を含む部分が異なります。たとえば手の少陽三焦経を陰側へ置いたメモは、手という手掛かりだけを見て、陽という手掛かりを落としています。二つの手掛かりを一緒に確認してから、正式名称の最後まで読みます。
7. 足の二群も、同じ読み方で確かめる
足の陰経の群は、足の太陰脾経、足の少陰腎経、足の厥陰肝経の三つです。足のを共通の手掛かりにし、太陰・少陰・厥陰の部分を読んで、陰側へそろえます。たとえば足の太陰脾経と足の少陰腎経まで書けたら、残る名称は足の厥陰肝経です。三名を確認するときも、肝・脾・腎という臓名だけへ縮めず、手と足を区別できる正式名称の形で確かめましょう。
8. 足の二群も、同じ読み方で確かめる
足の陽経の群は、足の陽明胃経、足の太陽膀胱経、足の少陽胆経の三つです。足のという手掛かりに加えて、陽明・太陽・少陽の表記を確認します。足の少陽胆経と手の少陽三焦経は、少陽という部分が共通していますが、前者は足、後者は手です。共通する一部分だけを理由に同じ群へまとめず、名前の始めと陰陽の両方を読み合わせます。
9. 四群のカードで、混入と抜けを点検する
図1は、手の陰、手の陽、足の陰、足の陽の順に四枚のカードを置き、それぞれに三つの正式名称を載せます。各カードの見出しを先に読み、三名が両方の手掛かりに合うかを確認してください。四群に三名ずつあるので、今回扱う名前は三×四で十二です。カードの並び順は学習用の配置であり、十二経脈の流れる順や接続を示すものではありません。
正経十二経脈:4群に各3つの正式名称
10. 四群のカードで、混入と抜けを点検する
学習メモが「足の陽:足の陽明胃経、足の太陽膀胱経、手の少陽三焦経」となっていたら、三番目に別群の名称が混入しています。足の少陽胆経へ戻すと、足と陽の両方がそろいます。まず所属の条件を確かめ、次に三名の欠けがないかを点検すると、単に数だけを数えるより読み違いを見つけやすくなります。必要なら図のカードへ戻り、正式名称全体を照合します。
11. 分類を足場にして、次の学習へ
まとめると、手か足かを読み、陰か陽かを含む表記を確認し、群の三名を正式名称でそろえます。手の陰は肺経・心経・心包経を含む三名、手の陽は大腸経・小腸経・三焦経を含む三名、足の陰は脾経・腎経・肝経を含む三名、足の陽は胃経・膀胱経・胆経を含む三名です。この短いまとめでも、確認するときは手の・足のと陰陽を付けた正式名称へ戻ってください。
12. 分類を足場にして、次の学習へ
今回の群の日本語見出しは、名称を読みやすくするための整理ラベルです。新しい正式科目名を増やしたものではありません。十二の日本語名の公式での表記と、WHO2007の群所属の記述を分けて読みます。あん摩の出題基準にも同じ名称集合が見られますが、教育の深さが同じだとは今回認定しません。次に走行や接続を学ぶ場合も、名称の所属だけから推測せず、該当する本文と図の根拠を別に確かめます。
用語を確かめる
- 正経十二経脈
- 本章で扱う12経脈名の集合。WHO2007の十二経脈と正経/regular呼称の選択参照を用いる。
- 手の陰経の群(作者整理ラベル)
- 手の太陰肺経・手の少陰心経・手の厥陰心包経の3名。
- 手の陽経の群(作者整理ラベル)
- 手の陽明大腸経・手の太陽小腸経・手の少陽三焦経の3名。
- 足の陰経の群(作者整理ラベル)
- 足の太陰脾経・足の少陰腎経・足の厥陰肝経の3名。
- 足の陽経の群(作者整理ラベル)
- 足の陽明胃経・足の太陽膀胱経・足の少陽胆経の3名。