胆石症:成分と感染の病態
本文の目次
1. 胆石の成分と代表的な分類
胆石は、胆汁に含まれる成分が固まって形成される。胆汁中のコレステロール濃度が高いときに結晶化してできるコレステロール石と、色素石を区別する。色素石では、ビリルビンカルシウム石が多いと説明される。 ビリルビンという色素を知ることと、それが胆石の代表成分として説明されることは別である。胆汁の正常な役割や産生・貯蔵は既存の基盤につなげる。全ての色素石で細菌感染が必須という条件にはしない。
2. 局所の感染と胆汁・血液の経路
胆石のあるところに細菌が感染した場合、胆嚢では急性胆嚢炎、胆管では急性胆管炎という局所の病態が説明される。適切に対処されないと、細菌を含んだ胆汁が血液へ逆流し、敗血症につながり得る重い経路がある。 ここで追うのは感染した胆汁を起点とする経路であり、離れた感染巣から血流で関節へ届く経路とは、起点と到達先が違う。また、胆汁の流れの変化に伴う黄疸と、感染の全身への影響を同じ情報にはしない。
3. 重い病態を疑う情報の扱い
敗血症は、感染に対する全身の極端な反応であり、生命に関わる救急疾患である。細菌を含む胆汁の経路を学ぶことは、全ての胆石が敗血症になるという意味ではない。 胆道感染を疑う変化や悪化は記録だけで済ませず、診断の確定を待たず医療評価へつなぐ。敗血症が疑われる場合は救急疾患として、直ちに救急の医療評価へつなぐ。症状からの個別診断や、検査・薬剤・処置の方法をここで決めない。