対象と病的作用を一組で読む

ITPの代表的な病態関係は「自己血小板―免疫系の誤った攻撃・破壊」である。免疫が何にどう働くかを組にし、単に血液が少ない、免疫が関係するという語だけでまとめない。 ITPでは症状が出ない場合もある。出血が見えるかどうかや一つの血小板数だけで、個人をITPと診断する説明ではない。本章は疾病の機序を学ぶ範囲に限り、検査の閾値、薬剤や治療、施術の適否を決める手順は扱わない。

自己血小板の免疫破壊と低血小板

ITPでの
誤った免疫攻撃。自己血小板を
破壊する。血小板数の
低下へ
ITPにおける自己血小板への免疫攻撃・破壊と血小板数低下を結ぶ概念図。産生も少なくなる場合があり、全例でこの経路だけが原因とはしない。個人の診断や治療手順を示す図ではない。