椎体の変形と損傷範囲を分ける
骨の脆弱性を背景とする椎体骨折は、尻もちのような軽微な外力でも生じる。椎体前方がつぶれると楔状に変形し、多発性の椎体骨折では円背や身長低下が生じることがある。外力、確認された構造の変化、体形の変化を別の情報として対応させる。 強い外力では、椎体前方にとどまる場合もあれば、後方要素や脊柱管へ広がる損傷もある。したがって、強外力だけを根拠に後方や脊柱管の損傷を確定せず、確認済みの範囲と未確認の範囲を分ける。骨癒合機序や期間、固定・装具・投薬、個人の安定性や施術適否は本章の対象外とする。