症状分布と条件を保つ
神経根の圧迫・刺激という病態、上肢の症状分布、頚部後屈時の痛みの変化は、それぞれ確認する情報である。上肢症状があるという一語だけでは、増悪した場面の情報を代替しない。一方、この一般的な説明を全患者の同時所見や確定診断の条件にしない。 頚髄圧迫に伴う手指の巧緻動作・下肢の支障、腰部狭窄での立位・歩行と座位・前かがみの条件は、既存の章で別の病態へ対応する。今回の説明から、神経根症と脊髄症が併存しないとか、下肢症状があれば一律に神経根症を否定できるとは判断しない。新しい悪化を疑う情報は記録だけで放置せず、医療評価へ共有する。