二つの状態を一律に結び付けない

分離がある一部で分離すべりへ進む場合があるが、分離症の全例がすべりを伴うとは限らない。また、すべり症には変性に関連する型もあり、全てのすべりを pars interarticularis の亀裂で説明しない。 骨部の連続性と、下位の椎骨に対する相対的な位置は異なる情報である。症状や姿勢だけからこの病態を個人に確定したり、腰をそらすなどの誘発、運動や施術の適否、整復・固定の方法を決めたりする課題は本章に含めない。

分離の骨部と分離すべりの位置関係

上下の椎間関節を結ぶ細い骨部
pars interarticularis。分離:同骨部の
亀裂・骨連続性の変化。一部で分離すべり
前方の骨成分が前方へずれる。位置の基準は
直下の椎骨
骨部の亀裂と相対的な位置変化を言葉で対応した独自概念図。骨の形・軌跡・画像の図ではなく、全例が同じ経過をたどる意味でもない。分離すべりの前方成分を扱い、連続した椎骨全体が一体で動く説明や実際の操作を示さない。