今回の受傷と反復する不安定さを読み合わせる
足関節では、頻繁な捻挫、運動後の腫れ・痛み、足首の不安定感などが慢性の問題に関わる。今回の痛む場所に加え、同じ足首での反復歴や、どの活動の後に訴えが出るかを残す。反復したという情報だけに縮めても、今回の局所だけに縮めても、確認に必要な情報が失われる。 靱帯の状態や経過、合併する軟骨の問題などは異なる確認対象である。問題が続く、ぐらつきが繰り返す、症状や動かしにくさが悪化するといった経過を「ただの捻挫」として放置せず、必要な医療評価へ共有する。本章は病歴と所見、確認目的までを扱い、負荷を加える検査、固定、運動処方、手術適否や競技復帰条件は示さない。