再評価は、前回と比較できる形で残す
経過を読むには、同じ側・部位・観察項目・条件を揃え、日時と比較対象を明記する。受傷前から動かしにくかった指を、今回初めて生じた運動障害と決め付けない。初回からの変化と、反対側との差は別々に考える。痛みや腫れが減った一方で感覚が変わったなら、項目ごとに経過を読む。この章では観察・再評価の目的を学び、骨癒合の機序や期間は共通教材で確認する。外傷後に痛みが増す、新たなしびれや感覚の悪化が現れる場合は、神経・循環の問題が疑われ、速やかな医療評価が必要になることがある。記録・比較だけで通常の経過観察を続けてよいとは判断せず、診断の確定まで対応を遅らせない。本章は具体的な診断・処置手順を扱わない。