アキレス腱では受傷感覚と局所所見を分ける

JSOA資料が示すアキレス腱断裂の受傷機転の一例として、ジャンプや蹴り出しに伴い、膝が伸びた状態で下腿後面の筋が急に収縮する状況が説明される。この姿勢をすべての断裂に必要な条件とはせず、膝が屈曲し始めた姿勢での受傷を扱う原著の報告も区別しておく。受傷時にアキレス腱部を蹴られたように感じることや、断裂部に陥凹がみられることもある。 本人が語る「蹴られた感じ」は受傷感覚、陥凹は局所所見という別の情報である。どちらか一つだけで患者の診断を確定する課題にはしない。受傷時の動作と、本人の訴え、局所の状態をそれぞれ分けることが、この節の目標である。

所見入力から評価目的・経過再評価へ

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独自の学習概念図。各疾患で着目する所見は異なり、矢印は情報を整理する流れを表す。操作手順や診断確定の指示は含まない。