感染予防
標準予防策
標準予防策を基本として適用する対象はどれですか。
- 感染症の診断がある人だけ
診断がある人だけには限定しません。
- 発熱している人だけ
発熱の有無だけでは限定しません。
- 感染症の診断の有無にかかわらずすべての患者
標準予防策はすべての患者に適用する基本的な対策です。
- 手術を受ける人だけ
手術患者だけには限定しません。
正答:感染症の診断の有無にかかわらずすべての患者
手指衛生
手袋を外した後の手指衛生について適切なのはどれですか。
- 必要な手指衛生を行う
手袋は手指衛生の代替ではありません。外した後にも必要な手指衛生を行います。
- 手袋を着けていたので不要
手袋を着けたことだけで手指衛生は省略できません。
- 次の勤務日まで待つ
手指衛生を次の勤務日まで先延ばしにはしません。
- 手袋を再使用すれば不要
手袋の再使用を理由に手指衛生を省略することはできません。
正答:必要な手指衛生を行う
手洗い
目に見える汚れが手に付着しているときの基本的な手指衛生はどれですか。
- 乾いた布で拭くだけ
拭くだけでは適切な洗浄の代替になりません。
- 石けんと流水で洗う
目に見える汚れがある場合は、石けんと流水による手洗いを行います。
- 水に触れず手袋を重ねる
手袋を重ねることは手洗いの代替ではありません。
- 香りを付けて汚れを隠す
香りは汚れの除去にはなりません。
正答:石けんと流水で洗う
手袋
異なる患者のケアで使用する手袋について適切なのはどれですか。
- 同じ手袋を一日使う
同じ手袋を複数患者に使い続けません。
- 手袋を着けたまま洗うだけで共用する
手袋の共用を手洗いだけで正当化できません。
- 乾燥させて共用する
乾燥させた手袋を複数患者に共用しません。
- 患者ごとに交換する
患者ごとに手袋を交換し、必要な手指衛生を行います。
正答:患者ごとに交換する
個人防護具
血液が顔に飛散するおそれがある作業で考慮する防護はどれですか。
- 眼や口・鼻を保護する防護具
曝露の可能性に応じて、眼や口・鼻を保護する防護具を使用します。
- 腕時計だけ
腕時計は顔への飛散を防ぎません。
- 筆記具だけ
筆記具は防護具ではありません。
- 防護具を一切使わない
飛散のおそれを考慮せず防護を省略するのは適切ではありません。
正答:眼や口・鼻を保護する防護具
標準予防策
個人防護具の選択で基本となる考え方はどれですか。
- 患者の氏名の文字数
氏名の文字数は防護具選択の基準ではありません。
- 予測される血液・体液等への曝露
作業に伴う曝露の可能性に応じて防護具を選択します。
- 病室の壁の色
壁の色は曝露リスクを示しません。
- 勤務者の好みだけ
好みだけで防護具を決めません。
正答:予測される血液・体液等への曝露
針刺し予防
使用済みの注射針について、針刺しを防ぐ基本的な扱いはどれですか。
- 机の上に置いておく
机の上に放置すると接触・針刺しの危険があります。
- ポケットに入れる
ポケットへの収納は針刺しの危険があります。
- 原則としてリキャップせず専用の容器に廃棄する
原則としてリキャップせず、感染性廃棄物専用の容器に廃棄します。
- 普通ごみの袋に直接入れる
通常のごみ袋に直接入れるのは適切ではありません。
正答:原則としてリキャップせず専用の容器に廃棄する
手洗い
手洗い後の手を拭くものとして適切なのはどれですか。
- 全員で共用する布タオル
共有の布タオルは避けます。
- 湿ったまま共用するおしぼり
共用するおしぼりは避けます。
- 前の人が使ったペーパータオル
使用済みのペーパータオルは共用しません。
- 使い捨てのペーパータオル
手洗い後は使い捨てのペーパータオルを使用します。
正答:使い捨てのペーパータオル
手指衛生
患者に触れる前の手指衛生について、基本として適切なのはどれですか。
- 必要な手指衛生を行う
患者に触れる前に必要な手指衛生を行うことは基本的な感染対策です。
- 患者が無症状ならいつでも不要
症状の有無だけで省略はできません。
- 勤務開始時に一度行えば以後は不要
勤務開始時の一度の手洗いで以後の必要な手指衛生を省略できません。
- 白衣を着ていれば不要
白衣は手指衛生の代替ではありません。
正答:必要な手指衛生を行う
手袋
ケアの際に使用した手袋で、次のケアや施設内の物品に続けて触れることについて適切なのはどれですか。
- 汚れていても一日中使う
汚れた手袋を着用したままほかのケアを続けません。
- 使用済み手袋を外し、必要な手指衛生を行う
使用済み手袋を外し、必要な手指衛生を行います。ケアの切り替わりで汚染を広げないことが大切です。
- 汚れた手袋でほかの物品に触れる
汚染した手袋のまま、施設内のいろいろな場所に触れないようにします。
- 手袋を共用する
使用した手袋は共用しません。
正答:使用済み手袋を外し、必要な手指衛生を行う
感染成立
感染が成立する3要因は何か。
- 病原体(感染源)・感染経路・宿主の感受性
感染成立の3要因として病原体、感染経路、宿主の感受性を整理する。
正答:病原体(感染源)・感染経路・宿主の感受性
感染成立
嘔吐物や使用済み器具が感染対策上担う可能性がある役割は何か。
- 感染源
病原体を含む嘔吐物や使用済み器具は感染源となる可能性がある。外観だけでは判断しない。
正答:感染源
感染成立
手指や器具を介した伝播は、主にどの感染経路に分類されるか。
- 接触感染
手指や汚染された器具などを介する伝播は接触感染として整理される。食品を介する感染全般を同一分類と断定しない。
正答:接触感染
基礎看護学・感染予防
看護師が患者Aのケアで手袋を使用した後、患者Bのケアへ移る。標準予防策に沿った行動として適切なのはどれか。
- 手袋に目に見える汚れがなければ、同じ手袋で患者Bをケアする。
患者間では手袋を交換します。目に見える汚れの有無だけで共用しません。
- 手袋を外して必要な手指衛生を行い、患者Bのケアの曝露リスクに応じて新しい手袋を使用する。
患者間で手袋を交換し、外した後の手指衛生と次のケアでの曝露リスクに応じた防護を行います。
- 患者Bに感染症の診断がなければ、手指衛生は行わない。
標準予防策は感染症の診断の有無にかかわらず適用します。
- 手袋を着けたまま洗えば、患者間で交換する必要はない。
手袋を着けたまま洗うことは、患者間の交換と必要な手指衛生の代替ではありません。
正答:手袋を外して必要な手指衛生を行い、患者Bのケアの曝露リスクに応じて新しい手袋を使用する。
基礎看護学・手指衛生
ケアの後、看護師の手に目に見える汚れが付着している。手指衛生と乾燥の組合せとして適切なのはどれか。
- 乾いた布で拭き、共用の布タオルで仕上げる。
拭くだけでは適切な洗浄の代替にならず、タオルの共用も避けます。
- 新しい手袋を重ね、手洗いを省略する。
手袋は手洗いの代替ではありません。
- 石けんと流水で洗い、使い捨てのペーパータオルで拭く。
目に見える汚れには石けんと流水による手洗いを行い、使い捨てのペーパータオルを使用します。
- 汚れが乾くまで待ち、次の勤務開始時に洗う。
必要な手洗いを次の勤務まで先延ばしにしません。
正答:石けんと流水で洗い、使い捨てのペーパータオルで拭く。
基礎看護学・標準予防策
感染症と診断されていない患者のケアで、血液が看護師の顔へ飛散するおそれが予測される。標準予防策の考え方として適切なのはどれか。
- 感染症の診断がないため、防護具は不要と判断する。
標準予防策は感染症の診断の有無にかかわらず適用します。
- 患者の氏名を基準に防護具を選ぶ。
患者の氏名は曝露リスクの基準ではありません。
- 目だけを閉じれば、口や鼻の防護は不要と判断する。
目を閉じることは、必要な防護具の代替ではありません。
- 診断の有無だけで省略せず、予測される曝露に応じて眼や口・鼻を保護する防護具を選ぶ。
予測される血液等への曝露に応じて、眼や口・鼻を保護します。具体的なケアは施設の手順に従います。
正答:診断の有無だけで省略せず、予測される曝露に応じて眼や口・鼻を保護する防護具を選ぶ。