検査値は、摂取量そのものではない

アルブミンは主に肝で作られる血漿のたんぱく質です。血中のアルブミン濃度は、合成だけでなく、体外への喪失、血管内外への分布、血漿の水分量などの影響も受けます。同じ量があっても、水分が増えて体積が大きくなれば濃度が変わり得ます。したがって、一つの検査値を食事たんぱく質の摂取量や全身の栄養状態の直接測定にはできません。食事の記録、身体計測と推移、身体機能や測定時の状況などと合わせて読む必要があります。値が違うという記録だけでは原因も一つへ決められません。

異なる記録を合わせて読む

食事の記録は内容と推定摂取量、身体計測と推移は身長と体重の変化、身体機能の記録は筋力などの働き、検査の記録は測った成分の状態として、四つの別枠に直接記す。四つの情報を右側の括り線で集め、その解釈を期間・対象・条件と誤差も比べて読むという別枠へつなぐ。記録が生理的に互いへ変わる流れではない。下にはアルブミン濃度が合成・喪失・分布・水分などの影響を受ける別枠を置き、一つの値から原因は決まらないと添える。
食事、身体計測と推移、身体機能、検査は測った対象が異なります。提供量・実摂取量・吸収量は別で、食事記録には日間変動や推定誤差があります。期間・対象・条件・誤差を比べて組み合わせます。血中アルブミン濃度は合成・喪失・分布・水分などの影響も受け、食事たんぱく質の摂取や全栄養状態そのものの直接測定ではありません。個人の原因確定・診断・補給設計には展開しません。