RhDと抗Dは別の情報

RhD陽性は赤血球にD抗原があること、RhD陰性はD抗原がないことを表します。ABOとは別の比較軸で、D陰性をRhの全ての抗原がない意味にもしません。抗DはD抗原を認識する抗体で、D抗原への曝露後などに作られ得ます。D陰性というだけで、抗Dが自然に常在すると決めることはできません。典型的成人のABO抗体の対応を、そのまま抗Dにも当てはめないようにします。

RhDの抗原と抗Dの条件

上段の陽性赤血球ではDを内包する表面抗原が膜につながり、陰性ではD抗原なしと明記する。下段の別枠はD抗原への曝露後などという条件を付け、Y形の抗Dが作られ得ることを示す。
RhD陽性/陰性は赤血球のD抗原の有無を示し、ABOとは別の軸。D陰性をRhの全抗原欠如とはしない。下段の抗DはD抗原への曝露後などに作られ得る条件を示す枠で、D陰性全例に常在する抗体を描いたものではない。模式抗原のD文字は抗原名を示し、分子密度や全Rh抗原を示さない。