胆汁と膵液が合流する場所

肝臓は胆汁を作り、胆嚢はその一部を濃縮して蓄える。胆道を流れる胆汁と、膵管を流れる膵液は、別の起点から十二指腸へ届く。一方だけの到着を観測しても、他方の到着まで確認したことにはならない。同じ膵臓でも、消化を助ける外分泌の膵液は管を通って腸の管腔へ、膵島のインスリンなどのホルモンは血液へ出る。胆嚢から放出された量と、その時に肝臓で新しく作られた量も別である。

分泌物の導管が、十二指腸へ

左上に胆汁を作る肝臓、左中段に一部を蓄える胆嚢、右中段に膵液を出す膵臓を描く。肝臓から下る胆道に胆嚢の枝がつながる。別起点である膵臓から膵管が伸び、代表的な合流部を経て下の十二指腸の白い管腔へ開く。胆汁と膵液の矢印はそれぞれの導管内にあり、食物の矢印は十二指腸内だけを下へ進む。食物が肝臓、胆嚢、膵臓の内部を順に通る道ではない。胆嚢からの放出と肝臓での新しい産生量を同一にせず、片方の到着を測っただけで他方の到着まで確定しない。膵島が血液へホルモンを出す経路はここでは省略し、管腔への膵液と区別する。
食物の主通路に、別の起点から分泌物が届く代表模式です。胆道と膵管は十二指腸の管腔へ通じます。合流形・器官位置は模式で、十二指腸の両端から続く通路は省略します。膵管は外分泌の出口で、膵島から血液へのホルモンは通りません。胆嚢の放出量と肝臓の新規産生量も別です。