典型的な軸索の上昇と戻り

ここではNa⁺に依存する典型的な軸索の活動電位を考える。電位の変化でNa⁺チャネルが開き、Na⁺の内向き電流が脱分極を進める。その後、Na⁺チャネルは不活性化して通しにくくなり、K⁺の外向き電流などによって電位が静止値へ戻る側に向かう。Na⁺チャネルの状態変化、K⁺の通過、Na⁺/K⁺ポンプの輸送は別の働きである。心臓の細胞など、別の細胞の全ての段階までこの軸索の説明にまとめない。

一つの場所で、時間を追う

一つの膜部分の電位を、時間が進む順に記録する模型。縦軸は膜電位をミリボルト、横軸は時間をミリ秒で示す。縦の0から−70まで210、0から+30まで90の比例した間隔であり、横の0・2・4も等間隔である。破線は例の静止値−70を読むための基準。太い曲線は初めその値にあり、上昇して正の側まで達する例を描き、その後に静止値へ戻る向きへ下がり、一時的に基準より負となってから戻る。曲線の一回の高さ・時刻・長さは読み方の模型で、全ニューロンの正常波形・固定ピーク・固定持続時間ではない。横軸は軸索上の場所ではなく同じ膜部分の時間で、線が軸索の物理的な形やイオン一粒の道を描くものではない。再分極と過分極の区別は静止値と経過を見て読む。
縦は電位、横は一つの膜部分の時間です。静止値への戻りと、それより負になる部分を基準と経過から読みます。数値・波形・時刻は説明用の例で、正常値や全細胞の共通波形ではありません。軸索の場所を並べる図と区別します。