反射弓と数える接続

基本反射では、受容器から求心性経路、中枢での処理、遠心性経路、効果器へとつながる。この一連の経路を反射弓という。中枢内で感覚ニューロンから運動ニューロンへ直接一回のシナプスを介する経路が単シナプス性である。間に情報をつなぐ介在ニューロンがあれば、複数のシナプスを介する多シナプス性の経路になり得る。全反射に一個の介在ニューロンが必須という意味ではない。中枢内の神経細胞間シナプスだけを数えるときは、神経から筋への神経筋接合部をその数に混ぜない。

中枢内で数える接続

上下に同じ大きさの中枢内の枠を描く。上は単シナプスの指定模型で、左から入る感覚ニューロンの軸索が一回の神経細胞間接続を介し、運動ニューロンにつながる。接続を短い二本線で示し、その間へ指示矢印と一回という数を対応させる。運動ニューロンは丸い細胞体から軸索を右へ伸ばし、枠外の筋につながる。下は多シナプスの指定模型で、感覚の軸索と運動ニューロンの間に別の介在ニューロンを置く。感覚から介在へ、介在から運動へと二回の接続があり、一と二の指示をそれぞれへ対応させる。ここでは中枢内の神経細胞間シナプスを数え、右側の神経筋接合部は数に含めない。感覚ニューロンの細胞体は省略し、細胞体が描かれていない線を別の細胞として増やす意味ではない。情報は連続した軸索と接続を介して進むが、物質の一粒が全長を移動する図ではない。上は一回、下は二回という指定例で、全ての多シナプス性反射が二回、全反射に一個の介在ニューロンが必要という意味ではない。
一回と二回の中枢内接続を比べる指定模型です。淡い枠の中で、神経細胞間の短い二本線の接続だけを数えます。下の介在ニューロンは別の細胞で、感覚の軸索と運動ニューロンの間をつなぎます。右の筋への接続は、この数の外です。実際の全反射の型・細胞数・走行やシナプスの寸法は示しません。