二ニューロン型ではない例

典型的な自律遠心の二ニューロン型には、別の構成をとる例もある。腎臓の上方にある副腎の中心部を副腎髄質という。ここでは交感系の節前線維が分泌細胞へつながり、その細胞がアドレナリンなどを血液へ放出する。神経による入力から、血液で運ばれるホルモンへという連絡である。この分泌細胞を、臓器へ軸索を伸ばす通常の節後ニューロンとして付け足して数えない。

神経の入力から血液へ

左の中枢内に節前ニューロンの細胞体を置き、その軸索が右の副腎髄質の分泌細胞へつながる。軸索に沿う上側の破線矢印で、神経による入力を示す。右の副腎髄質内に丸みを帯びた分泌細胞を一例として描き、入力の先はこの分泌細胞で止まる。分泌細胞から他の臓器へ伸びる軸索は描かない。分泌細胞内から下の血管内へ向かう実線矢印と丸印は、アドレナリンなどのホルモンを血液へ放出する別の経路である。血液の中の横向き矢印は血流による運搬を示す。丸印はホルモンの模式記号で、分子数や分泌量の比率を示さない。情報の破線矢印と物質の丸印付き矢印を、色がなくても区別する。副腎髄質は副腎の中心部で、ここでは位置や境界を拡大簡略化している。通常の節後ニューロンではない分泌細胞への連絡なので、この例を典型的な二ニューロン型と同じに数えない。
副腎髄質の構成を示す別の例です。交感系の節前線維は分泌細胞へ入力し、分泌細胞はアドレナリンなどのホルモンを血液へ放出します。神経の情報は破線矢印、ホルモンの経路は丸印と実線矢印で区別します。分泌細胞を、臓器へ軸索を伸ばす通常の節後ニューロンとして数えません。形・位置・分泌量・時間は模式です。