乳汁の産生と射出を分ける

吸う刺激は、乳汁に関わるホルモンの連絡を促します。プロラクチンは下垂体前葉で産生・放出され、乳腺の分泌細胞による乳汁の産生を支えます。オキシトシンは視床下部で産生され、後葉から放出されます。乳腺の分泌部の周囲にある筋上皮細胞を収縮させ、つくられた乳汁を管へ押し出す射出に関わります。分泌細胞が乳汁をつくることと、周囲の筋上皮細胞が収縮して乳汁を移動させることは、別の働きです。ホルモンの産生元、作用先の細胞、乳汁の移動をそれぞれ分けます。

乳汁の産生と射出の別の作用先

上段はプロラクチンの信号が分泌細胞へ届き、内腔へ乳汁をつくる。下段は周囲の筋上皮細胞にオキシトシンが作用し、収縮に伴って乳汁が下の管へ動く。内腔、分泌細胞、外側の筋上皮細胞を分ける。
前葉からのプロラクチンは乳腺の分泌細胞による乳汁の産生を支える。視床下部で産生され後葉から放出されるオキシトシンは、分泌部の周囲の筋上皮細胞を収縮させ、つくられた乳汁を管へ押し出す。乳汁をつくる細胞と、射出を助ける周囲の細胞は別の作用先である。