運動発達の方向と活動の種類

乳幼児の運動制御には、頭部から体幹・下肢へという頭尾方向の傾向と、体幹や肩など近位から手や指など遠位へという傾向があります。身体の位置を表す方向で、全ての課題の達成順や年齢を固定する規則ではありません。姿勢を保つ、立つ、歩くなど体幹や四肢を大きく使う運動は粗大運動、指で小物をつまむなど細かな調整をする運動は微細運動です。小物をつまむときも体幹や肩の安定が関わります。粗大運動と微細運動は協力し、一つの活動をいつでも一種類の筋だけへ分けられるわけではありません。

運動発達の二つの身体方向

正面の身体に頭部、体幹、下肢を直接示す。横の矢印は頭部から下肢へ、腕に沿う矢印は肩に近い側から手に近い側へ向かう。矢印は身体位置の方向の傾向で、固定した達成年齢を表さない。
乳幼児の運動制御には、頭部から体幹・下肢へ向かう頭尾方向と、体幹や肩など近位から手・指など遠位へ向かう傾向がある。身体の位置を表す方向であり、すべての課題の達成順や年齢を固定する規則ではない。

粗大運動と微細運動の具体的な活動

上段は体幹と脚で姿勢を保つ身体、下段は親指と他の指で小物をつまむ手。姿勢の保持と指先の調整という異なる活動を示し、下段には体幹や肩の安定も関わることを記す。
姿勢を保つ、立つ、歩くなど体幹や四肢を大きく使う活動は粗大運動、指で小物をつまむなど細かな調整をする活動は微細運動である。小物をつまむときにも体幹や肩の安定が関わる。二つは協力し、活動全体を一種類の筋の働きだけに分けられるわけではない。