運搬する形から、吐き出す気体へ
炭酸水素イオンは重炭酸イオンともいい、HCO₃⁻で表す。二酸化炭素の多くは、このイオンの形で血液を運ばれる。溶けた二酸化炭素や、タンパク質に結合した形もあるので、すべてが一つの形ではない。肺では反応を通して、炭酸水素イオンとして運ばれた一部が分子の二酸化炭素へ戻る。二酸化炭素は自身の分圧差に従って血液から肺胞へ移り、呼気として外へ出る。炭酸水素イオンそのものが気体になって肺胞の空気へ渡るという意味ではない。ここでは酵素やイオン交換の詳細ではなく、運搬形と気相へ出る形の違いを追う。