比較の起点と、記録の時間順序
横断研究では、ある時点の曝露と転帰などを同じ時点の状態として記録します。どちらが先に生じたかは、その記録だけでは分からない場合があります。コホート研究では、曝露のある側とない側など、曝露の状態を起点として転帰を追います。これから追跡する場合も、過去の記録で曝露時点からその後の転帰をたどる場合も、この比較の向きは同じです。症例対照研究は、転帰があった人となかった人を選び、それ以前の曝露を比較します。今からデータを集めるか、過去の記録を使うかだけでなく、何を起点に人を選び、どの時点の何を比べるかを読みます。