関連から、別の説明を確かめる

観察された関連を因果として考えるときは、原因と考える条件が転帰より先にあったかを確かめます。共通原因、対象の選び方、測定の違いで関連が説明できないかも検討します。たとえば、関連があっても、転帰が先に生じてその後の曝露を変えた可能性があるなら、曝露が転帰を生じさせたという説明とは向きが異なります。研究で行った比較と時間情報を合わせると、どの説明を調べ、どの点がまだ分からないかを整理できます。相関係数の大きさだけから、一人の原因や、条件を変えたときの効果を確定することはできません。

共通原因と、途中の媒介を分ける

上段の共通原因Zから曝露と後の転帰へ二本の因果矢印が分かれる。下段は曝露から媒介Mを経て転帰へ進む一本の連続経路。Zは曝露前、Mは曝露後という時点条件と、媒介調整が経路を取り除き得る条件を直接示す。
上段は曝露より前の共通原因Zが、曝露と後の転帰の両方に関わる模型です。下段は曝露の後にMを経て転帰へ進む媒介の模型です。媒介を調整すると経路を取り除くことがあり、全体の関係を知りたい目的とは異なる比較になり得ます。これらは因果関係を想定した図で、観測した相関だけでこの模型が確定するわけではありません。