主要器官の位置を大まかにつなぐ

通常の成人では、心臓は胸郭中央の縦隔にあり、肝臓は横隔膜のすぐ下で主に右上腹部寄り、胃は左上腹部寄りにある。腎臓は横隔膜より下で脊柱の両側の後腹膜に位置する。腎臓が作る尿は尿管を通って膀胱へ流れ、膀胱はその尿を一時的に蓄える。成人のほぼ空の膀胱は骨盤内にある。こうした位置は大まかな地図であり、器官の全範囲や個人の位置を一律に決めるものではない。

通常の成人:腹部と骨盤の器官位置

本人と向かい合う正面図で、図の左が本人の右。横隔膜を上方の弧で示す。その下の肝臓は主に右上腹寄り、胃は左上腹寄り。腸管は腹部から骨盤にかけて大まかに描く。左右の腎臓は脊柱の両側の奥にあり、破線で他の器官と重ねて示す。尿管を単純な細い線で腎臓から膀胱へつなぐ。通常成人のほぼ空の膀胱は骨盤内にある。器官の形や重なりを見やすく変形した同一投影の模式であり、図の形や位置は個人の寸法や精密な境界を示さない。
通常成人の大まかな位置の模式です。腎臓など奥の構造は破線で同じ正面図に重ね、器官の間隔や形を広げています。膀胱はほぼ空の状態です。胃腸・尿管の細かな走行、個人差、器官の精密な境界は示していません。後腹膜と腹膜腔の違いは別の側面図で確かめます。