同じ筋でも、支える端で動きが変わる

下顎が支えられていると、顎二腹筋や顎舌骨筋は舌骨と口腔底を上げる働きを助けます。オトガイ舌骨筋は舌骨を前上方へ引きます。舌骨が下側の筋などに支えられると、これらの筋は下顎を下げる働きを助けます。下顎を下げるのは口を開く方向です。嚥下とは食べ物などを飲み込む動きで、その間には舌骨・口腔底・喉頭の位置が協調して変わります。一筋だけで嚥下の全過程を行うわけではありません。

舌骨上筋の固定条件と運動神経

上二段はどちらの骨を支えるかによって動く端が変わる関係。矢印は動く方向の記号で筋付着の図ではない。下段は運動神経の由来の対応で、C1線維が舌下神経と同行することを舌下神経自身の由来へ置き換えない。
上二段はどちらの骨を支えるかによって動く端が変わる関係。矢印は動く方向の記号で筋付着の図ではない。下段は運動神経の由来の対応で、C1線維が舌下神経と同行することを舌下神経自身の由来へ置き換えない。