胸鎖乳突筋の後縁で浅い側へ出る

浅い四つの皮枝は、胸鎖乳突筋の後縁の中ほど付近から浅い層へ出て、異なる方向へ広がります。この付近は頸部の神経点と呼ばれます。一本の神経が一つの点で四等分されるという意味ではなく、神経叢から来る枝が近い領域で浅くなる目印です。出る位置や分岐には個体差があります。首の側面の筋の縁を目印にすると、浅い皮枝と深い神経の通路を分けて追えます。

深い叢と、浅い皮枝の出現

胸鎖乳突筋の深い側の頸神経叢と、後縁の中ほど付近で浅い側へ出る皮枝の領域を分ける模式図。
筋の深い側の叢を破線で、皮枝が浅くなる領域を後縁付近に示します。出現位置は代表的な領域で、一本が固定点で四分岐するという意味ではありません。線は末梢の厳密な走行・神経伝達の向きや皮膚境界を示しません。