胃の後ろの網嚢

網嚢は胃の後ろ側、小網の後ろ側にある腹膜腔の一部である。ここでは胃の後面と膵臓側との間の位置を取り出す。網嚢は胃内腔でも、独立した消化器の管でもない。腹膜腔全体の反転や網嚢の全境界・連絡口をこの断面だけで網羅するわけではない。

胃の前後と、大小網の連続

上部は前面から見た取付関係の模式で、肝臓と胃の小弯側を小網がつなぎ、大弯側から大網が下がる。横行結腸と小腸の前側を大網が覆う関係を取り出し、全臓器投影は示さない。下部はこれと独立した前後断面の位置模式で、画面左が前、右が後。胃の後ろに網嚢を置き、さらに後ろの膵臓と胃内腔を分ける。大網は前側を下がり下端で折り返して横行結腸側へつながる代表線で示す。網嚢の両側の短い膜線は面の位置の省略で、全境界や連絡口を閉じた袋として描かない。成人の腹膜層の癒合、全腹膜反転、肝十二指腸部の細部・左腎脾臓の投影は省略。胃の内腔や食物が網の中へ出る道は描かない。
上部は大小弯への取付、下部は前後の位置と大網の折り返しを別の模式にしています。胃の後ろの網嚢を胃内腔から分けます。大網は前へ下がって結腸側へ戻る代表線で、成人の四層をいつも分離して描くものではありません。全腹膜反転や網嚢の全境界・連絡口は省略しています。