固定される端から力の向きを考える

筋の二つの付着のうち、代表的に支えになる側を起始、引かれる側を停止と呼びます。ただし、固定される側が変われば動く側も変わります。皮膚へ付く筋では骨の動きだけでなく、皮膚や唇の位置の変化を考えます。筋膜は筋などを包みつなぐ結合組織、腱膜は幅広い板状の腱です。一本の筋に二つの筋腹や複数の部分があっても、それぞれを左右分も含めて別の筋本体とするわけではありません。

皮膚と下顎、動く対象を分ける

上の囲みはVII支配の表情筋が皮膚や唇へ力を伝える関係。下の囲みはV3支配の咀嚼筋が下顎骨を動かす関係。頬筋はVII支配で食物の保持を助ける。骨の挙上と唇の閉鎖を同じ運動にしない。
上の囲みはVII支配の表情筋が皮膚や唇へ力を伝える関係。下の囲みはV3支配の咀嚼筋が下顎骨を動かす関係。頬筋はVII支配で食物の保持を助ける。骨の挙上と唇の閉鎖を同じ運動にしない。