後頭下三角と、別々の神経経路

後頭下三角は、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋で囲まれます。床には環椎の後弓と後環椎後頭膜があり、浅い側を頭半棘筋などが覆います。椎骨動脈は環椎横突孔を出て後弓上面の溝を通り、頭蓋内へ続きます。C1後枝の後頭下神経はこの深い範囲で四筋へ向かいます。一方、大後頭神経はC2後枝の内側枝で、下頭斜筋の下側を回り込んで上がり、後頭部の皮膚へ向かいます。四筋を動かすC1と、皮膚へのC2の経路を分けます。

後頭下四筋と後頭下三角の経路

上は右側の後方から見た付着経路で、三角の三辺と正中寄りの小後頭直筋を分ける。C2からC1へ届く下頭斜筋は後頭骨へ直接付かない。下は四筋のC1運動枝、皮膚へ向かうC2、環椎後弓上面を通る椎骨動脈を別の囲みに示す。図の幅・角度・神経血管の距離は実寸や手技の安全域ではない。
上は右側の後方から見た付着経路で、三角の三辺と正中寄りの小後頭直筋を分ける。C2からC1へ届く下頭斜筋は後頭骨へ直接付かない。下は四筋のC1運動枝、皮膚へ向かうC2、環椎後弓上面を通る椎骨動脈を別の囲みに示す。図の幅・角度・神経血管の距離は実寸や手技の安全域ではない。