僧帽筋の各部が協同する

僧帽筋は後頭骨・項靱帯・C7〜T12の棘突起などから、鎖骨外側1/3、肩峰、肩甲棘へつながる浅い筋です。上部は挙上、下部は下制、中部は後退に関わり、上部と下部は肩甲骨の上方回旋に協同します。運動を伝えるのは副神経で、頸神経叢のC3・C4の枝は主に固有感覚に関わります。副神経を腕神経叢の終枝の一つへ入れません。

肩甲骨の上方回旋

二枠に同形同縮尺の肩甲骨と上腕骨近位部。左は腕を下ろした位置、右は肩甲骨の下角が外側へ向かい関節窩が上向きに回った位置。回旋矢印と前鋸筋・僧帽筋の協同を示す。
肩甲骨の下角が外側へ向かい、関節窩が上方へ向く上方回旋を同縮尺で比較します。前鋸筋と僧帽筋の上部・下部が協同します。回旋の方向を示す模式比較で、実際の角度や肩甲上腕の比率を固定していません。上腕骨自体の内旋・外旋とは別の軸です。