活性部位と、基質の選択

酵素の活性部位には、基質との結合や反応を助ける構造があります。基質の形や化学的な性質との対応で、働く相手が選ばれます。関連した複数の基質に働く酵素もあり、全てが唯一の一分子だけに限定されるわけではありません。結合は反応に関わる一段階です。基質が結合したことと、生成物ができたことは、別の出来事として確かめられます。

酵素と材料を分ける

三つの時間順の枠。前では、二つの黄土色の丸を結んだ基質が紫の酵素のくぼみの上にある。中では同じ基質が同じ酵素のくぼみに結び付き、くぼみを活性部位と直接示す。水を使う反応の条件を表示する。後では二つの黄土色の部分が離れて生成物となり、紫の酵素は同じ輪郭のまま残る。基質、生成物、酵素を直接名で識別し、同じ酵素が再び働けると示す。代表的な分解反応の模式で、丸を原子や実数の分子数へ対応させない。
指定した分解反応の模式です。基質が酵素の活性部位に結び付き、水を使う反応を経て生成物が離れます。酵素は生成物にならず、この一回の反応で材料として正味消費されません。形や個数は実際の原子式・速度・全酵素の反応方式を表しません。結合するだけで必ず反応完了するという一般化もしません。