速さを測る期間と、終了時の量

反応速度は、指定した時間当たりに基質や生成物の量・濃度が変わる速さです。開始直後の短い期間で測るものを初期反応速度といいます。例えば同じ材料から同じ生成物を作り、どちらも材料を使い切るなら、速い反応は早くできあがりますが、できあがる総量は同じです。初期の速さと終了時の量は、測る期間と対象が違います。

釣り合いと時間記録

上の独立した枠では反応物と生成物の間に右向きの正方向と左向きの逆方向の矢印を描き、釣り合う正味変化0と直接示す。下は別例として生成物量の時間記録を描く。実線の速い記録と破線の遅い記録は同じ初期点から出て同じ終了量へ至る。横軸は時間で、開始直後の同じ短い期間を薄い帯と括弧で初期と示す。同じ材料を使い切る別例という条件を図内に残す。平衡で変換が止まる、又は使い切りと化学平衡が同じという図ではない。
上は閉じた系の可逆反応の平衡で、正逆の変換が釣り合い、正味変化が0となる関係です。下は別の指定例で、同じ初期材料をどちらも使い切り、同じ終了量になる二つの記録を比べます。初期の速さと終了時の量を区別します。下の使い切る模型を、上の化学平衡の状態そのものにはしません。曲線は定性で、数値の時間・量は与えていません。