ATPの反応は、結合切断だけではない

ATPの末端リン酸一つが外れる代表的な加水分解では、ATPと水からADPと無機リン酸ができます。ADPはリン酸が二つのアデノシン二リン酸です。結合を切る段階だけならエネルギーが必要で、切断そのものが放出源なのではありません。ATP加水分解の正味の変化には、生成物までの変化や水との相互作用などが含まれます。エネルギーの受け渡しを考えるときは、結合一本だけでなく反応全体を見ます。

ATPの反応全体

上にATPを三つの同じ青いリン酸の円、糖、塩基の構成模式として置く。末端リン酸と次のリン酸の間の結合を強調し、結合切断だけならエネルギーが必要と図内に直接示す。水を使う反応の後、下ではADPの二つのリン酸と、別に離れた無機リン酸を同じ半径・輪郭の円で示す。ATPと水からADPと無機リン酸という反応全体の文字を下端へ残す。エネルギーを粒や放出矢印にせず、完全な原子・電荷の収支式とも扱わない。
末端リン酸一つが外れる代表的なATP加水分解です。ATPと水からADPと無機リン酸ができます。上で強調する結合を切る段階だけならエネルギーが必要です。正味の変化には生成物までの変化や水との相互作用などが含まれ、結合一本の切断を放出源とはしません。構成部分の模式で、水素や電荷の完全な反応式は省略しています。