ATPの反応と、必要な反応を結ぶ

単独では進みにくい反応も、ATP加水分解と実際の仕組みで結び付けば進み得ます。この結び付きが共役で、例えば二つの反応が中間体を共有する場合があります。中間体は、前の段階で生じ、次の段階で使われる物質です。近くにATPがあるだけでは、そのつながりはできません。別の反応でATPが加水分解されても、対象の反応へ結び付く仕組みが必要です。エネルギー変化を足す模型では、結ばれる反応と回数の比をそろえます。負の合計値は進みやすい向きを表し、速さや完了は別に確かめます。

実際につながる共役

上の枠ではATPの反応を含む段階から一つの中間体へ下向きの矢印が届き、その同じ中間体から次の段階で使うという矢印が続く。中間体を二つの別物質に重複させず、前で生じ次で使う関係を直接示す。下は別々の反応の比較で、ATPと水からADPとPiを作る段階と対象の反応を別の枠に置き、実接続の矢印を置かない。近くにATPがあるだけではつながる仕組みは別に必要と表示する。反応段階の模式であり、架空のリン酸中間体や対象の速度0、完了、一定の反応回数は描かない。
上は指定した段階の模式で、ATPの反応を含む段階で生じた同じ中間体が、次の段階で使われる条件です。下ではATPの反応と対象の反応が別の領域にあり、ATPが反応した事実だけで対象へ結ばれるとはしません。Piは無機リン酸です。具体的な原子やリン酸の移送を追加せず、つながりの未確認から対象反応が0と断定もしません。