タンパク質を作る材料と代謝の基本

本文の目次

  1. 材料と、材料をつなぐ結合
  2. 体内で作れることと、材料として使うこと
  3. 種類ごとの供給を比べる
  4. 同じ材料から順に作る
  5. 供給の変化と、使える材料の形

1. 材料と、材料をつなぐ結合

たんぱく質はアミノ酸がペプチド結合でつながった化合物である。比較的少数のアミノ酸がつながったものを一般にペプチドと呼ぶ。結合の一部が切れても、ほかの結合が残れば短い鎖が残り、すべてが遊離したアミノ酸になったとはいえない。

2. 体内で作れることと、材料として使うこと

不可欠アミノ酸は食事から供給する必要があり、可欠アミノ酸は体内で他のアミノ酸などから作ることができる。どちらもたんぱく質を構成する材料である。可欠という分類を、たんぱく質の材料として不要という意味にはしない。

3. 種類ごとの供給を比べる

必要量に満たない必須アミノ酸を制限アミノ酸という。合成材料を数で表す模型では、材料の総個数だけでなく、作る鎖1個に必要な種類と個数を比べる。1種類が足りなければ、ほかの種類が余っていても、指定された構成の鎖を作れるとは限らない。

4. 同じ材料から順に作る

同じ材料のプールから複数の鎖を作る模型では、必要な材料を種類ごとに合わせて数える。先に作った鎖で材料を使えば、次に使える量は減る。初めの量をそのまま次の合成にも使える量として扱わない。

5. 供給の変化と、使える材料の形

材料を増やした後も、別の種類が新しい上限になる場合がある。前の状態から何個増えるかは、変更前と変更後の両方の最大数を求めて比べる。鎖の一部が切れたときは、遊離した材料と、結合が保たれた短い鎖を分ける。遊離した材料だけを使う模型では、短い鎖に残る分まで次の合成に使えるとは数えない。

用語を確かめる

制限アミノ酸
食事に含まれる必須アミノ酸のうち、必要な量に足りないもの。
ペプチド
比較的少数のアミノ酸がペプチド結合でつながった化合物の一般的な呼び名。