遺伝情報の基盤
本文の目次
1. DNAの形と、配列の情報
有核ヒト細胞の核DNAは、通常、2本の鎖がらせん状になった二重らせんを基本構造とする。DNAの塩基の並び方は情報に関わる。立体的な形を表す呼び名と、塩基が並ぶ順序は異なる観点である。
2. ゲノムと遺伝子
生物が持つDNA全体の情報をゲノムという。DNAにはタンパク質の情報を持つ遺伝子が含まれる。タンパク質をコードする部分の情報と、DNA全体の情報を同じ範囲として扱わない。
3. アミノ酸を指定する単位
タンパク質のアミノ酸を指定する配列では、3個の塩基の並びが基本単位となる。3文字ずつ読む模型では、1文字の置き換えと1文字の追加を分けて考える。追加後は文字列を作り直してから区切る。実際のアミノ酸を決めるには対応規則が必要で、文字列の区切りだけから特定のアミノ酸やタンパク質の働きは決められない。
4. つながることと、情報が保たれること
生物は切断されたDNAを修復する仕組みを持つが、修復に伴って配列が変わる場合がある。接続が完了したという記録と、元の配列が保たれたという確認は同じではない。文字列で表す模型では、連結後の並びを元の並びと比べて確かめる。
用語を確かめる
- 二重らせん
- DNAの2本の鎖がらせん状になった基本的な立体構造。