近くにあるだけでは方式は決まらない

分泌されたシグナルが細胞外液を通って周辺の別の細胞へ働くのは、傍分泌です。一方、ギャップ結合は隣接細胞の細胞質どうしをつなぐチャネルで、小さな分子やイオンが直接行き来できます。膜上のリガンドと受容体の結合、細胞外液を通る分泌、細胞質間の直接移動は別の関係です。細胞が近くにあるという位置だけで、どの方式か決めないようにします。

送り手の膜に保たれたリガンドと隣接受容体の結合

送り手の細胞を左、受け手を右に配置し、細胞膜はそれぞれ二本線、間は細胞外と表示。左膜に付いたリガンドが右膜の受容体の外側部分に触れる。右細胞内に情報伝達と直接ラベルした点線矢印。下方のリガンド/送り手膜上と受容体/受け手膜上の枠を、対象分子へ線で結ぶ。細胞質間の通路とは別と説明。
送り手の膜に保たれたリガンドが、隣接受け手の膜受容体に結合します。受け手は細胞内へ情報を伝え得ますが、リガンド自身が受け手の細胞内へ入ることを必須とする方式ではありません。細胞質どうしをつなぐギャップ結合の通路とは別です。特定の下流応答の完了は、結合だけで確認できません。