確認した事実と、考えられる経路

機能の変化が条件として確認されていれば、そこから起こり得る結果を考えられます。たとえば他の出入りが同じで、間質からの液体回収だけが減った場合には、間質に液体が残りやすくなります。反対に、液体が増えたという結果だけでは、回収が減ったのか流入が増えたのかはまだ分かりません。確認された訴え、観察や測定の情報を事実として示し、その情報から考えられる経路は候補として分けて伝えます。候補を確かめるには、経過や併存する変化に加え、診察・検査で得る情報などが必要になります。

機能の変化と、経験・観察

上段は呼吸に関わる機能の変化から、本人の経験と観察できる側面へ破線の枝が分かれる。経験の息苦しさとは別に、それを知る言葉や訴えの情報を下に置く。右側は呼吸の様子や回数と、その観察・測定の記録を分ける。実線の矢印は情報の取得を結ぶ。下段の左は内腔が狭い気道から呼吸の負担増加へ、右は同じ血液体積でヘモグロビンが少ない条件から酸素運搬低下へ続き、両経路が息苦しさに関わり得る段階へ合流する。
身体の機能が変わると、本人の経験と観察できる側面へ関わる場合があります。経験は言葉や訴えから知り、呼吸の様子や回数は観察・測定で記録します。これらは同じ人の変化を別の側面から捉える情報です。気道の通りにくさによる負担と、ヘモグロビンが少ない場合の酸素運搬の低下は、異なる経路から息苦しさへ関わり得ます。呼吸の回数が必ず増えるという関係ではありません。