冠動脈の血流低下:プラーク・局所血栓・攣縮
本文の目次
1. プラーク蓄積による内腔狭小化
冠動脈壁のプラークが蓄積すると、血管の内腔が狭くなり、心筋への灌流低下へ関係する。ここでは壁に蓄積する病変と、内腔が狭くなる変化を対応させる。冠灌流や虚血の一般概念は既存共通を参照する。
2. プラーク破綻に続く局所血栓
プラークが破綻し、そこに血栓が形成されて冠動脈を塞ぐ経路もある。プラークの蓄積による狭小化と、破綻に続く局所血栓の形成を分ける。心房でできた血栓が脳へ運ばれる塞栓の経路へ置き換えない。
3. 一過性の過収縮という別の機序
冠攣縮では、表在冠動脈の発作的な過収縮が一過性の冠血流低下へ関わる。プラークや血栓による内腔の変化と対比するが、患者の中でこれらが必ず排他的に起こるとはしない。症状だけから原因を確定せず、診断基準や検査・治療の手順はここでは扱わない。