冠動脈の血流低下:プラーク・局所血栓・攣縮

本文の目次

  1. プラーク蓄積による内腔狭小化
  2. プラーク破綻に続く局所血栓
  3. 一過性の過収縮という別の機序

1. プラーク蓄積による内腔狭小化

冠動脈壁のプラークが蓄積すると、血管の内腔が狭くなり、心筋への灌流低下へ関係する。ここでは壁に蓄積する病変と、内腔が狭くなる変化を対応させる。冠灌流や虚血の一般概念は既存共通を参照する。

2. プラーク破綻に続く局所血栓

プラークが破綻し、そこに血栓が形成されて冠動脈を塞ぐ経路もある。プラークの蓄積による狭小化と、破綻に続く局所血栓の形成を分ける。心房でできた血栓が脳へ運ばれる塞栓の経路へ置き換えない。

3. 一過性の過収縮という別の機序

冠攣縮では、表在冠動脈の発作的な過収縮が一過性の冠血流低下へ関わる。プラークや血栓による内腔の変化と対比するが、患者の中でこれらが必ず排他的に起こるとはしない。症状だけから原因を確定せず、診断基準や検査・治療の手順はここでは扱わない。

冠動脈側の三つの病態機序

冠動脈側の三つの病態機序
選択本文の病態機序を対比する独自概念図。原図の再現や患者診断・検査・治療許可の経路ではなく、三機序の相互排他を示さない。