病態の構造と個別評価を分ける

線維壁・肝細胞の結節、肝内血流、短絡路、静脈瘤は、異なる段階の情報である。これらの代表的な経路を、全患者の同時所見や診断条件にしない。 消化性潰瘍による出血と静脈瘤の病態は区別する。出血などの悪化を疑う情報は記録だけで済ませず医療評価へ共有する。出血源の確定、検査・投薬・処置の方法や適否は本章で決めない。

肝硬変の組織構造と血流経路

肝内の線維の壁。壁に囲まれる肝細胞の結節。壁による結節の増大の制限。肝内の血流障害。門脈の流れの滞り・圧亢進。肝を通らず他の静脈へ向かう短絡路。食道・胃の粘膜下の静脈拡張
選択病態本文から作る独自概念図。組織構造と血流経路を別の系列で示す。全例の同時所見、患者診断、出血の判定や処置経路を示さない。原組織像・血流図の再現ではない。