蛋白と傷害される細胞を一組で読む

Duchenne型の典型的な説明では、機能するジストロフィンの欠損・不足と、反復する収縮・弛緩に伴う筋細胞傷害を対応させる。既存のMG教材が扱うACh受容体への自己抗体と神経筋伝達障害、ALS教材が扱う上位・下位運動ニューロンの変性とは、病的な関係が異なる。 筋力低下という症候だけで、この三つの病態を同一視しない。蛋白と筋細胞傷害の対応だけで個人の病型や経過を判定せず、筋を繰り返し収縮させる確認手順や運動負荷の指示へも広げない。

機能蛋白の不足と筋細胞傷害の関係

機能するジストロフィンの
欠損・不足。反復する収縮・弛緩に伴う
筋細胞の傷害。傷害された筋細胞の
弱化・死
Duchenne型で説明される機能蛋白の欠損・不足と、筋細胞傷害の関係を示す概念図。個々の患者の経過や、運動負荷の方法を示すものではない。